手乗り猫はじめました

手のひらサイズのリアルな猫人形製作記
猫人形工房Progress Unlimitedのブログ

ニードル

2013年04月11日 23時34分35秒 | 羊毛、道具

今現在、僕が所有しているニードルは、ハマナカさんのレギュラー針と極細針、ダイソーのニードル、河口株式会社さんのフエルトーンニードル、クロバー株式会社さんのパンチャー替針スピード針、群馬の羊毛専門店 羊の工房パオさんのお試し4本セットです。

一口にニードルと言っても、それぞれに違いがあって使い心地は違います。

特にバーブ(トゲ)の形状や個数、配置によって変わってくるようです。

一番良く使っているのがフエルトーンニードルです。

刺しやすさと毛のからまりやすさのバランスが僕の使っている羊毛に合っているのだと思います。

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これを短く加工して使っています。

 

ニードルは真っ直ぐに刺すのが基本なのですが、手早く羊毛をまとめたり、まぶたなどを成型しながら刺す場合に、ニードルの腹で羊毛を押さえながら刺したくなります。

しかし、こういう使い方をするとニードルはよく折れます。

お気に入りのニードルだったりするとガックリきます。

そこで、折れにくいようにニードルを加工します。

僕は小型の作品しか作っていませんので、そんなに深く刺すことはありません。

長さは必要無いので、最初にペンチではさんで任意の長さに折って短くします。

折った先端をサンドペーパーで削って元のように尖らせます。

ニードルには硬度上げる為に焼き入れがされていますので、ヤスリでは歯が立たないと思います。サンドペーパーか砥石で研ぐのが良いです。

僕はサンドペーパー180番→240番→400番と使いました。

フエルトーンニードルはバーブが9個あります。

適当な所で折って、バーブ5個と3個を作りました。

ニードルが折れる時、大抵、最も根元のバーブの所で折れます。

ニードルを折るせん断力は、ニードルにかかった力×距離で決まります。

ニードルが短くなれば、距離が小さくなるのでせん断力も小さくなり折れにくくなります。

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次によく使うのがパンチャー替針スピード針です。

羊毛刺繍のアップリケパンチャー用の針なのですが、バーブが針先に集中していて羊毛をよくからめるのでザクザク固まります。

ただし刺した時の抵抗も大きいので、固まるにしたがって刺しにくくなっていきます。

最初に羊毛をまとめる時や、植毛の時に使っています。

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こちらもバーブ9個を5個に折って使っています。


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最近、パオさんのニードルを入手しました。

太針、レギュラー、細針、極細のお試し4本セットです。

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太針はハマナカさんのレギュラー針よりも太いですが、針先から最初のバーブまでの距離があり、テーパーが緩やかなのでハマナカレギュラーよりも刺さりやすいです。

レギュラーはバーブが針先に集中しています。5.1mmの間に6個のバーブがあり、深く刺さなくても固める事ができます。植毛にも良さそうです。

極細はハマナカさんの極細よりも少し細く、更にバーブがニードルの三角形の断面の2角にしかないので、ニードルを刺した後の穴が小さくて、より仕上げ向きです。

ハマナカさんの極細との比較。 左 ハマナカ、右 パオ

 

 

メーカー名

名前

太さ

(断面の高さ)

バーブ数

両端のバーブの距離

ハマナカ

レギュラー

0.6mm

10.5mm

同上

極細

0.47mm

10.5mm

河口株式会社

フエルトーンニードル

0.51mm

17mm

クロバー株式会社

パンチャー替針スピード針

0.51mm

8.9mm

羊の工房パオ

太針

0.78mm

11.2mm

同上

レギュラー

0.56mm

5.1mm

同上

細針

0.51mm

10.1mm

同上

極細

0.45mm

7.35mm

※数値は僕がノギスで計測したものですので、必ずしも正確ではないかもしれません。ご了承下さい。



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