今週のテーマは「親切をしたこと」です。小学校3年生の女の子がお年寄りに親切をしたことについて書いてくれました。
一つ目の話は、1年生のころ、荷物を持ったおばあさんに思い切って声をかけたという話です。学校に行くとき、目の前を重い荷物を持ったおばあさんが歩いていたので、「荷物、持ちましょうか。」と声をかけるのですが、「大丈夫。」と断られてしまいます。そのおばあさんは、「まるで風船をふくらます前のようによぼよぼ」だったそうですが、大きなランドセルを背負った1年生の女の子に荷物を持たせるわけにはいかないと思ったのでしょう。作文にも「おばあさんは、たぶん、めいわくをかけてはいけないと思ったのだと思います。」と書かれています。
二つ目の話は、電車に乗っているときにおじいさんに席をゆずった話です。このときも、思い切って「どうぞ。」と声をかけるのですが、無視されてしまいます。「もしかしたら、お年寄りなので耳が遠かったのかもしれません。」と書いています。一つ目の話のときもそうでしたが、相手の身になって、想像したことを書いている点がすばらしいと思います。
そして三つ目の話。やはり、電車の中でおじいさんに席をゆずった話です。三度目の正直で、おじいさんは、とてもうれしそうに、にこにこしながら席にすわってくれたそうです。女の子もほっとしたことと思います。すると、おじいさんは、荷物の中から何やら取り出し、女の子に渡したそうです。それは、なんと、今流行りの妖怪ウォッチのシールでした。しかも、かなりの数だったそうです。なぜ、おじいさんがそんなにシールを持っていたのかは謎ですが、そのシールは、神様からの三回分のご褒美だったのかもしれません。女の子は、そのシールを独り占めすることなく、一緒に出かけていた学童の先生に渡し、みんなで分けたそうです。
小学校3年生は、作文の結びに、心の中で思ったことを書くことになっています。その女の子は、「親切をされる方は、もちろん、うれしいけれど、親切をする方もうれしくなるから、親切っていいなあと心の中で思いました。」としめくくっていました。これは、実体験を通してでないとわからない感想です。3年生ぐらいの子供にとって、大きな感想を書くのはむずかしいのですが、自分の体験をもとに、親切というものをされる側、する側の両面からとらえています。いろいろな視点から物事を考えられることは、作文を書くことの利点だと思います。
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一つ目の話は、1年生のころ、荷物を持ったおばあさんに思い切って声をかけたという話です。学校に行くとき、目の前を重い荷物を持ったおばあさんが歩いていたので、「荷物、持ちましょうか。」と声をかけるのですが、「大丈夫。」と断られてしまいます。そのおばあさんは、「まるで風船をふくらます前のようによぼよぼ」だったそうですが、大きなランドセルを背負った1年生の女の子に荷物を持たせるわけにはいかないと思ったのでしょう。作文にも「おばあさんは、たぶん、めいわくをかけてはいけないと思ったのだと思います。」と書かれています。
二つ目の話は、電車に乗っているときにおじいさんに席をゆずった話です。このときも、思い切って「どうぞ。」と声をかけるのですが、無視されてしまいます。「もしかしたら、お年寄りなので耳が遠かったのかもしれません。」と書いています。一つ目の話のときもそうでしたが、相手の身になって、想像したことを書いている点がすばらしいと思います。
そして三つ目の話。やはり、電車の中でおじいさんに席をゆずった話です。三度目の正直で、おじいさんは、とてもうれしそうに、にこにこしながら席にすわってくれたそうです。女の子もほっとしたことと思います。すると、おじいさんは、荷物の中から何やら取り出し、女の子に渡したそうです。それは、なんと、今流行りの妖怪ウォッチのシールでした。しかも、かなりの数だったそうです。なぜ、おじいさんがそんなにシールを持っていたのかは謎ですが、そのシールは、神様からの三回分のご褒美だったのかもしれません。女の子は、そのシールを独り占めすることなく、一緒に出かけていた学童の先生に渡し、みんなで分けたそうです。
小学校3年生は、作文の結びに、心の中で思ったことを書くことになっています。その女の子は、「親切をされる方は、もちろん、うれしいけれど、親切をする方もうれしくなるから、親切っていいなあと心の中で思いました。」としめくくっていました。これは、実体験を通してでないとわからない感想です。3年生ぐらいの子供にとって、大きな感想を書くのはむずかしいのですが、自分の体験をもとに、親切というものをされる側、する側の両面からとらえています。いろいろな視点から物事を考えられることは、作文を書くことの利点だと思います。
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