街の風景

散歩の時に出会った何気ない風景、手押しポンプ、使われなくなったコンクリート製のゴミ箱、懐かしい洋館付き住宅などなど。

珍しい歩道橋・安佐南区長束

2008-06-20 23:05:46 | その他
久しぶりに祇園方面の散策をしてきました。

街道ぶらり旅のウォークなどで出雲石見街道は可部まで2回歩いているが、

今回は一人で牛田の自宅から新庄橋を渡り、長束から古市橋までぶらっと歩きました。



新庄橋を渡って右に旧道を歩き始めるとすぐ歩道橋が有り、左の脇道に続いています。

その脇道の先に階段があり、向こうの方に行けるようになっているようだ。面白そうだから脇道に入りました。



近づくと、歩道橋に屋根が付いている。こんなの始めて見た。「ながつかこせんほどうきょう」でした。



        波型スレートの屋根が架けられた立派な歩道橋です。
        

丁度、可部線の広島駅行きの電車が来ました。


             「ながつかこせんほどうきょう」を渡ったところに長束小学校がありました。
                 

道路や鉄道の歩道橋をあまり注意して見たことが無かったが、ここのように屋根が付いた歩道橋は見た記憶が有りません。

木製の橋なら屋根を架けて木が腐らないようにするかもしれないが、鉄骨の橋では普通は屋根はしないだろう。

ここを利用するのは小学生だから、跨線歩道橋に屋根をかけて、風で傘が飛ばされる事がないように考えたのかな?

しかし、雨の日でも濡れないでゆっくりと跨線橋から下を走る電車を見るのは楽しいだろうな。
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洋館付き住宅…広島市南区翠町地区3

2008-06-19 23:28:54 | 建物
昔からの高級住宅地の翠町地区に建つ高級洋館付き住宅を紹介します。

内部は見させて頂いていないので、外から見た私の感じでです。



屋根の入母屋面と洋館の切妻面がすべて玄関の方に向いている堂々とした洋館付き住宅です。


洋館付き住宅に付き物の迎え松の先端の方が伐られているのが残念。洋館の木製妻換気ガラリ、木製の破風、
木製の窓建具、外壁の掻き落し仕上げなどは昔のままのようだ。このまま大切に残して欲しい洋館付き住宅です。




次は、角地に建つ高級洋館付き住宅です。屋根は洋館の切妻面と2階建ての入母屋をメイン道路に向けて家を大きく見せている。


洋館の木製の妻換気ガラリ、木製の破風板、木製の建具などは昔のままのようだし、お母屋の壁の板の色がいい色になっている。




この洋館付き住宅も2階建ての母屋にくっついた洋館です。迎え松が見えませんが、シュロの木、
かいずかいぶきの玉造の植木が似合っています。


この洋館も木製の妻換気ガラリ、木製で丸みをつけた破風板、右の写真の窓上の庇の細工など手間をかけている。


この洋館付き住宅の妻面の鏝絵はシンプルだけど素晴らしい。


この3棟は距離から原爆の被害も少なかったのでしょうから、洋館付き住宅の特徴が良く残されていると思います。

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福山市鞆の浦地区の井戸と手押しポンプ

2008-06-18 23:23:14 | 手押しポンプ
鞆の浦の町は古くからの建物や町並みが残っているので、町並みを散策しながら、

井戸や手押しポンプも見つける事が出来たらいいなと思っていました。

とりあえず鞆の浦観光情報センターに立ち寄り、観光地図を貰って見ると、

絵図の中に大井戸やなつかしいポンプ式井戸と書かれているでは有りませんか。

今まで、観光地図を貰っても井戸やポンプの位置などが書かれていたことは有りませんでしたので驚きました。

これでは、あまり簡単に見つけられてがっかりですが、井戸や手押しポンプが観光の対象物にもなることを

この町の人は知っていると言う事なのかと嬉しくなりました。


鞆の浦の一番有名な常夜燈やいろは丸展示館、昔の町並みを見ながら、絵図の大井戸と書いてある所に着きました。

常夜燈から3分ぐらいです。行き過ぎそうになりました。


漁師さん達の家の共同井戸だったのでしょう。江之浦の何とかと井桁の石に彫ってありますが読めません。
                    
                      井戸を覗いて見ると水面は以外に深く、モーターポンプ用のパイプが引いてありました。




手押しポンプの位置は分っているので、お寺を見たり、いい景色を見たりしながら手押しポンプの所に行きました。

すぐに見つけました。絵図に出ているので、当たり前ですが・・・。


ポンプは川本式。取っ手を押しましたが水は出ませんでしたが横のバケツに呼び水用の水とひしゃくが用意されていました。

呼び水を入れて押すとすぐ水が出ました。



上の手押しポンプから20mぐらいの所に次のがあります。鞆小学校前の坂道の突き当たりなので「きけん」の注意書きの横です。


ポンプは新しく取り替えられたばかりのようでした。まえのポンプも入れて写真を撮ろうとシャッターを押したら、
隣のおばさんが出てきて向こうのポンプは陰になりました。

このポンプのところには、バケツの中にしきびが入っていましたので、近所の人が良く利用されているのでしょう。


これ以外に、井戸や手押しポンプが有るのではないかと、街中や路地中を探して歩き廻りましたが、

井戸は共同井戸や神社の中の寄付された物が2箇所ありましたが、いずれも絵図に載せるような状態では有りませんでした。

ビニールシートで覆ったままや、手入れもされていない井戸などでした。

それと手押しポンプは路地では見つかりませんでした。

わざわざ、井戸や手押しポンプだけを観光しに来る人はいないでしょうから、観光地図に3箇所も有れば良しとしなければならないでしょう。

しかし、鞆の浦にはもっと沢山井戸や手押しポンプが有ると思っていましたので、少し残念でした。
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洋館付き住宅…広島県福山市鞆の浦地区

2008-06-17 23:29:43 | 建物
高いところから鞆の浦湾を見てみようと思って町の西側の山の中腹の医王寺に登ってみました。

(下の写真の一番上の大きな屋根の所)


上から見た風景は江戸時代からの波止に囲まれた港と瓦屋根の昔夏かしい風景です。



医王寺から少し下がったところに錆び色の急勾配の屋根が目に付きました。洋館だ。



東側の壁だけ全面にカラー鉄板を張ってある。屋根も波トタンのようだ。洋館にはシュロの木だ。



海側に行くと、2階は全面窓、見晴らしがいいだろう。お母屋は和風の入母屋の屋根。

楢村幸男美術館の小さなプレートが出ていた。



半切妻面には逆三角形の換気口、この形は珍しい。建具や花台や窓庇など改装されているようだが、

年月を感じさせる壁面は昔のままか。いい味が出ている洋館付き住宅でした。






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広島県福山市鞆の浦で火の見櫓発見

2008-06-16 23:46:52 | 火の見櫓
最近又、鞆の浦の景観を台無しにする架橋の話題が大きくなったので、昔むかし、30年前には行ったことがあるが、再訪しました。

鞆の浦がもう少しと言う所で、火の見櫓が車の中から見えました。

丁度良いところにバス停があるのですぐ車を止めて写真を撮りました。



福山市消防団田尻分団の器具庫の横に有りました。櫓は4本柱で、物見台がある本格的な火の見櫓ですが、半鐘が無いのは残念です。

現在の火災警報設備には半鐘は必要ありませんが、やっぱり火の見櫓には半鐘です。
       



鞆の浦の町に入り、車を駐車場に止めようとしたら、すぐの所に櫓が有った。


横を見ると赤い消防自動車もいる。福山市消防団鞆分団だ。田尻のより、櫓に登るはしごが安全を重視した造りだ。

しかし、物見台に屋根のフードも無いし、半鐘もないのは寂しい。
       

鞆の浦の町は江戸時代からの古い町なので、昔の物を大切に残そうとしている人も多いいが、

現在の生活には不便が多いので、役所が言う便利で快適な生活が出来る橋を架けようというのに賛成をすると考える人もいる。

他所の人間がどうのこうのと言うことはないけれど、便利になるかと思ってもその様にはなっていないことが多いのに、

気づいた時はもう遅いのを知って欲しい。

火の見櫓に半鐘が無いのは、役所の人間の発想だと思うが、皆さんどうでしょうか?

前にも書きましたが、今の火災警報システムには半鐘は不要なのです。だから、半鐘はいらないというのがお役所だ。

車が渋滞するから、橋を架けて渋滞を無くす。

しかし、無くなる物も多い。



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尾道の井戸Part3

2008-06-15 23:42:56 | 手押しポンプ
「尾道の井戸の文化を訪ねて」はまだ続きます。

今度の井戸は小路の中では無く、お寺の中です。

一番有名なお寺は千光寺ですが、尾道の町を歩けばお寺に当たる。


正念寺の境内の延命水の井戸は尾道で一番美味しい水だそうです。

おおっ!蛇口が見える。隣には手押しポンプも見える。

竹のコップも用意されてる。                    手押しポンプはコーヨーか。



お墓参りに来た人が手押しポンプで水を汲んでいる。横では、モーターポンプで汲み上げた同じ水を飲んでいる。

この延命水は冷たくて美味しい。尾道で一番美味しいのは本当のようだ。この一杯で長生きできるぞ。


次の井戸は、海側に下がる。信号の向こうに井戸と手押しポンプが見える。


            ポンプは津田式。壊れていた。蓋の上に木が植わっている。
            


良く見ると、井戸蓋をこじ開けて根が井戸の中に入っている。これぞ「ど根性もみじ」。3mぐらいのもみじの木でした。



まだ次の井戸。今度は八阪神社の境内の前の井戸。駐車上の下になっているが手押しポンプだけがあった。
しかし、水は出なかったが、ジョロがあるので呼び水をさせば出るのだろう。



まだまだ井戸。今度は二つ井戸。どうしてすぐ横にもう一つ井戸があるんだ。
蓋を開けて見ると、海に近いので海水が混じっているとの事。

やっとこれで、「尾道の井戸の文化を訪ねて」は終了しました。

ボランティアガイドさんに感謝のお礼を言って解散となりました。


解散して、皆で尾道駅の方に歩いていたら道の反対側に井戸発見。

ガイドさんに聞くと尾道は出雲街道の基点だから、平成2年に整備して造られたとの事。


             この道を向こうに行くと出雲大社
             

             ポンプは津田式。壊れていた。
             

この「尾道の井戸の文化を訪ねて」に参加して沢山の井戸を見て本当に尾道には井戸の文化があるなぁと思いました。

尾道はただ古いだけの町ではなく、華やかではないが庶民に深く愛され親しまれた井戸の文化を持つ町であることが解りました。

尾道の町には、近いのでもう何回も行っていますがますます好きになりました。

又、行くぞ!!!

まだこの続きがあります。近いうちに書き込みます。

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尾道の井戸Part2

2008-06-14 23:40:27 | 手押しポンプ
「尾道の井戸の文化を訪ねて」は続きます。

尾道には小路が沢山あります。その小路の中に井戸があります。

ですから、次の井戸の場所に行くには小路に入らなければなりません。

この杓屋小路を突き抜けて、今蔵小路の大黒井戸にたどり着きます。



ぐるぐる廻って、大黒井戸に着きました。ここも手押しポンプが有ります。すぐに取っ手を押してみると水が出ました。


大黒井戸の小路を出て、次の小路に入りました。今度は釣瓶井戸です。個人所有らしい。前の蔵は最近綺麗にされたとの事。


釣瓶が見えにくいので…。         この家の前の側溝に金魚が泳いでいた。
     


           又、小路を出て次の井戸に行く小路。1階部分がくり抜いてあるような所に入ります。
            


美味しいと評判の水尾井戸。7月に水祭りの時は大混雑するそうです。入り口が上の写真なので、当たり前でしょうが・・・。


蓋を開けて中を見ると、綺麗な水でした。    モーターポンプで汲み上げた水を飲めた。味は?癖も無い、普通だったが。


尾道では毎年、井戸のお祭りがされているぐらいだから、今でも多くの井戸が残され地元の人の感心も大きく大切にされている。井戸の有る所には必ず水神様が祭ってある。

まだまだ続く。








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尾道の井戸

2008-06-13 22:49:32 | 手押しポンプ
JRのふれあいウォークで「尾道の井戸の文化を訪ねて」というまち歩きのが6月8日に有る事をウォーキング仲間より聞いて

参加してきました。

3月に尾道の井戸や手押しポンプの探索をして沢山見つけることが出来たのですが、

まだまだ沢山有るのではないかと思っていたので、丁度良い機会でした。

集合は、尾道駅前に9時15分なので、広島駅を7時2分発で出発。自宅は6時半に出る。

参加者は40名ぐらいで3班に分かれて、ボランティアガイドさんが案内してくれる。


最初は、2階井戸。ここは前回の時に知った。二つ目は、万年井戸。水道の無い時代にある篤志家によって4箇所掘られて、現在3箇所残っている。



            最初の万年井戸に手押しポンプが残されていたがポンプは壊れていた。
            

            千光寺山ロープウェイ乗り場の横の御供水の井戸。
            昔はここまで、船用の水として汲みに来てたらしい。
            


豊臣秀吉が尾道に寄った時にこの水(柳水)で献茶したと言われている。  その柳水の云われが彫られた石碑。



その柳水の井戸に手押しポンプが設置されていて、コーヨー製の現役だった。ただし、水は飲めない旨の表示があった。


まだまだ続く。

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洋館付き住宅…広島市南区翠町地区2

2008-06-12 23:41:05 | 建物
リホームされた洋館付き住宅。




玄関ドア横の小窓の面格子のデザインは始めて見た。    木製の破風板が軒先になるほど幅が広くなっている。   




           

窓の上部のアール、下部の象形文字のような型板、1階の出窓の欄間窓、外壁の仕上げなどの洋館の特徴を残して

リニューアルしてあり、一番いいのは外壁や破風板、軒裏の色が洋館の雰囲気を生かしている。




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洋館付き住宅

2008-06-11 23:56:08 | 建物
洋館付き住宅はほとんどが建てられて65年以上経っていて、手入れされていない建物は老朽化しています。

その為、持ち主の方は補修、改修をされて建物の寿命を延ばそうとされています。

この2棟は、私が見た初めてのケースでした。

この建物は、洋館部の外壁をタイル貼りにされています。嬉しいことに、迎え松は残されています。



木製の破風板、妻換気ガラリなどの洋館の特徴は昔のままです。



最初は、この建物は最近建てられた洋風の建物だと思いましたが、良く見ると洋館付き住宅の外壁をサイディング張りに改装されています。



洋館付き住宅の特徴の一つの木製の妻換気ガラリは昔のままです。



いずれも、住まわれている方は、洋館付き住宅の価値を認められて建物を残すようにされているのは嬉しいことですが、

リホームする会社がもう少しその価値を高めるよなアドバイス・・・たとえばタイルの色やサイディングの形状など・・・があればと考えてしまいました。

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