続出稼ぎブラジリア偏ー２

高木はドミンゴのことをきいた。

『ドミンゴをバレンサで殺したのはお前たちか、なぜ殺したんだ』と怒ってきいた。

『ドミンゴを殺したのは横河だ自分は殺してない。横河はドミンゴと取引があったらしいがドミンゴは値段を吊り上げたので横河が約束が違うといって怒って殺したんだ。アントニオも私も関係ない』というのである

稲沢は『アントニオと横河はいつブラジリアに来るのか』と聞いた


『もうすぐ来ることになっているタグアチンガの家に来ることになっている』というのウィリアムの家を張り込む様に部下に支持をした。

ブラジルは国道の州境には連邦ハイウエイ警察の検問所がある日系人は

関所と呼んでいる、稲沢はアントニオ達を手配した。

『アントニオと横河はセバスチョンとあって何を話すんだ』

『取引のことだ、今度アントニオは麻薬と拳銃をジャポンに運ぶことになっている自分も行くつもりだ』

セバスチョンに話を聞きに行こうと稲沢が言ったのでさっそくいくことにした。

セバスチョンは稲沢の部下が張り付いている、彼はプラノピロットの

ホテルのロビーで地元選出の国会議員とはなしていた。

稲沢が『連邦警察だ聞きたいことがあるので署まできて欲しい』と言うとセバスチョンは太った体をゆすって不快感を表した

『君は無礼な男だなんだ！今議員のルイスさんとはなしてる忙しいから帰れ！』とどなった。

『しかし大事な話だ貴方にとっても』といってにらみつけた。

セバスチョンは仕方なく同行した。

さっそくセバスチョンの取調べが始まった。

『テラシマという男を知ってるか』きいた。

『知ってるいつもピンガやワインを買ってもらっている、いいお得意さまです』と笑っていた。

『ピンガやワインだけではないんじゃないか麻薬も買ってもらっていたんだろう』と稲沢がにらみつけて言うと

『そんなもの知らない』と怒っていった。

『テラシマを殺すように指示をしたのはお前じゃないか』

『テラシマが殺されたのか？知らなかった』と気の毒そうな顔をしていった。

『うそつくな！お前から麻薬をかっていた。と言うのはわかってる証人もいる、もうあきらめろお前も終わりだ』とどなりつけた。

しかし『なんのことだか分からない麻薬や殺人なんか関係ない話だ。弁護士を呼べ』と言って黙ってしまった。

『お前の牧場に大麻が植えられてるらしいな、今頃は連邦警察がお前の牧場に行ってるころだすぐに分かるだろう』というとセバスチョンの顔色がかわった。

『大麻なんてない、あるのは大豆ととうもろこしそれに牛だけだ』といって立ち上がった。

稲沢は肩を押さえつけて座らせていった『すぐにわかることだ心配するな』と笑いながら言った。

『ピンガやワインの箱に麻薬を詰めて出荷していたんだろう確かな証言もある、もうまもなくお前の事務所や工場そして自宅にも家宅捜査がはいる、お前の弟のうちにもだ。お前の弟はきが弱いらしいなすぐに喋るだろう』といった。

セバスチョンは『後は弁護士を通じて話す』といって何も話さなくなった。

『今日はもういいだろうホテルに帰って休め』と言って帰らせた。

稲沢は確かな手ごたえを感じた高木も事件解決が近いと思った。



今日はここまで、