首切り旋風に巻き込まれ、職を失った日系ブラジル人の手助けになればと、埼玉県坂戸市のショッピングセンター二階にあるレストラン「カッピン・ドラード」(野呂義道社長)が「三百八十円(約八レアル)大皿(直径三十二センチ)ランチ」を始めている。肉、ライス、野菜が大盛りになっており、日本での通常料金なら七百円前後はする盛りつけ。とにかく格安料金とあって、日系ブラジル人の家族、友達グループの客でにぎわっている。
同レストランは東武東上線坂戸駅から歩いて七分ほどの距離にあり、目抜き通りにあるわけではないが、平日でも多くの客で賑わいを見せている。同店の坂田茂マネジャーによると、平日で四十皿、土曜日曜ともなると六十皿も出る。「正直言って、これだけ売れても、人件費などを入れると儲けはありません。日系ブラジル人の厳しい状況を考えての出血大サービスです」という。
料理の味はブラジル人の舌に合わせているというが、日本人が食べても美味しい味付けだ。盛られた料理の量から見ても、確かに格安である。この店のことが日系人の間に口コミで伝わり、この店の客の九割が日系ブラジル人だという。
同レストランは東武東上線坂戸駅から歩いて七分ほどの距離にあり、目抜き通りにあるわけではないが、平日でも多くの客で賑わいを見せている。同店の坂田茂マネジャーによると、平日で四十皿、土曜日曜ともなると六十皿も出る。「正直言って、これだけ売れても、人件費などを入れると儲けはありません。日系ブラジル人の厳しい状況を考えての出血大サービスです」という。
料理の味はブラジル人の舌に合わせているというが、日本人が食べても美味しい味付けだ。盛られた料理の量から見ても、確かに格安である。この店のことが日系人の間に口コミで伝わり、この店の客の九割が日系ブラジル人だという。