三日、セアラ州フォルタレーザ市で、自分の娘(八)にキスをしたイタリア人観
光者(四八)が児童ポルノ禁止法違反で逮捕される騒動が起きた。海岸付近のプー
ルで、男性が娘の口にキスをした際、娘とは知らない従業員が地元警察に通報、
「御用」となった。
ショックを受けた男性は、ストレスによる高血圧症を発症し、入院。伊領事館の
働きかけにより、十一日に釈放されたという。昨今、年少者への性的暴行の取り締
まりが厳しい伯国だが、今回の件は、「過剰反応」(同領事館)だとか。
親子間のキスや抱擁は日常的なブラジルだが、このニュースが世界で報道され物
議を醸したことから、「情熱的で解放的な国」のイメージから遠ざかったのは否め
ない。