F1クラッシュ問題― ルノー、２年間の出場停止処分

　国際自動車連盟（ＦＩＡ）は二十一日、昨年のフォーミュラ１（Ｆ１）シンガポ

ール・グランプリ（ＧＰ）で、所属チーム、ルノーの指示を受け故意にクラッシュ

したブラジル人レーサー、ネルシーニョ・ピケについて、内部告発で不正を指摘

し、積極的な調査協力の姿勢を認め、処罰に問わないと発表した。


　なお、クラッシュを強制したルノーについては、二〇一一年シーズン終了まで二

年間のチャンピオンシップ出場資格を剥奪した。また、当時のチーム代表で、首謀

者のフラビオ・ブリアトーレ氏をから追放した。

　ピケは同日、「命令に従って故意にクラッシュしたことを心から悔いており、Ｆ

１関係者やファンに対して申し訳ないことをした」とする声明を発表した。なお、

ピケは昨年、内部告発によりルノーから「不正行為」として解雇されている。