Music from the Adventures / Quincy Jones & The Ray Brown Orchestra
クインシーのアルバムに外れなし。
の定説通り。
クインシー・ジョーンズとレイ・ブラウンのオーケストラが、アントニオ・カルロス・ジョビンが担当した映画「The Adventures」のサウンド・トラック楽曲をプレイしたという1970年作品。
とにかく、ファンキーでセクシー。
そして、1970年録音とは思えない斬新さ。
#6など、とても昼間にかけられないセクシーなトラックです。
こころしてご鑑賞ください。
さすが、クインシー!
1. Polo Pony
2. Go Down Dying
3. El Lobo’s March
4. Wishful Thinking
5. Gentle Lover
6. Coming and Going
7. Fat Cat Strut
8. Children's Games
9. Love Theme From "The Adventurers"
Memphis Underground / Herbie Mann
注)ボリウムは、ベースの音がしっかり聴こえるところまであげてください。
フルートプレイヤー、ハービーマンによるロックアルバム。ラリーコリエル、ソニーシャーロックのギターにロイアアーズのバイブが絡む。そしてその下でトミーコグビルかマイクリークのベースが暴れまわる。
そう、ベースが聞こえるとこまでボリウムをあげると、全体に大きめな音量になります。しかし、これがちょうどいい音量なことはきっとお気づきかと。とにかく、大音量で楽しむべし。そんな「ロックアルバム」。
1. Memphis Underground
2. New Orleans
3. Hold On! I'm Comin'
4. Chain of Fools
5. Battle Hymn of the Republic
MERY POPPINS / Duke Ellington
ディズニー映画、メリーポピンズをエリントンが取り上げたら。
「もしもシリーズ」の具現版ですね。
ここには、楽しく軽快な映画のイメージではなく、
とてもダークなアルバム。
#1のジョニーホッジスのアルトがセクシーすぎる。
超メジャーな#2が渋すぎる。
映画のキュートなイメージはここに見当たらず、
やはり「ダーク」と言う言葉がぴったり。
でも、これはこれでアリかも。
1. お砂糖ひとさじで
2. チム・チム・チェリー
3. 2ペンスを鳩に
4. タコをあげよう
5. 眠らないで
6. 笑うのが大好き
7. 楽しい休日
8. 古い鎖をたち切って
9. 理想の乳母さん
10. 踊ろう、調子よく
11. 私のくらし
12. スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス
John Coltrane Quartet - BALLADS
ピアニストのマッコイタイナーが、2020年3月6日、81歳で亡くなったそうです。
購入するCDはサックスに偏っているため、彼のリーダーアルバムはもっていないのですが、参加する大好きなアルバムがこちら。
特に、コルトレーンのテナーが泣けてくる「Say It」。静かに息を入れるサックに、寄り添うようにバッキングをするピアノが印象的です。
湿ったのは好きでないですが、今日だけはこのアルバムを聴きながら彼をしのびたいと思います。
Play the Blues Back to Back / Duke Ellington and Johnny Hodges
「デュークエリントン」を知らなくても、多くの人が「A列車で行こう」という曲を聴いたことのあると思います。その「A列車で行こう」を演奏しているのが「デュークエリントン楽団」で、そのバンドのリードアルトを吹いているのが「ジョニーホッジス」という人です。
前置きが長くなりましたが、そんな二人のブルースアルバムがこちら。「Play the Blues Back to Back」。メンバーは、ピアノにエリントン、アルトサックスにホッジス。他には、ハリー・エディソン(tp)、レスリー・スパン(g)、アル・ホール、サム・ジョーズ(b)、ジョー・ジョーンズ(ds)。といった面々。Tpのハリー・エリソンはベイシー楽団に在籍していたひとでもあります。
ということでこのアルバム。奇をてらったアレンジをするわけでなく、リラックスした雰囲気の中、ご機嫌にブルースを肴に楽しんでいる。そんな空気です。でもやはりジョニーホッジスの音に耳がいってしまう。艶やかにのびるその音は唯一無二。彼の音だから、無駄にアレンジに凝る必要がないわけですね。
ブルースというのはジャズの基本というかルーツというか。やはり時々こういったところに戻ってみるというのは大切だし、落ち着くなぁと思いました。
1.Wabash Blues
2.Basin Street Blues
3.Beale Street Blues
4.Weary Blues
5.St. Louis Blues
6.Loveless Love
7.Royal Garden Blues