名探偵ココナンは、本当は高校生ですが
悪の組織に毒を飲まされて
小さなわんこに姿を変えられてしまいました。
しかし、中身は頭脳明晰な
名探偵です。
あるとき
泥棒が宝石店を襲い
高価な宝石を、盗んで行ってしまいました。
泥棒は盗んだ宝石を
この公園の中のどこかに隠し
その隠し場所を
仲間に暗号で伝えたのです。
公園はとても広いので
手がかりがなければとても、
捜せそうにありません。
ひょんなことからその暗号文を手に入れたココナンくんは
まずはそれを解いて
宝石を取り戻すことにしました。
その暗号文と
暗号を解くためのヒントがこちらです。
このままでは、なにがなんだかわかりません。
探偵の毛利小五郎は
「嵯峨野の東に住んでいる
ニワトリとマガモに聞いてみよう」と言いましたが
もちろん、このヒントは
そんな単純なものではありません。
ココナンくんは一生懸命
知恵を絞ります。
そしてやがて、ひらめきました。
「わかったぞ!」
そして一目散に
公園の奥へと入って行ったのです。
こっちこっち。
早く早く。
待ちきれない様子です。
中身は名探偵ですが
見た目は小さなわんこなので
もうひとつ、説得力がありません。
しかし、みんなでようやくたどり着いてみると
ココナンくんは高台の上から森を見降ろし
そこに見えているあるものを指さしました。
「あそこだ。
あそこに、宝石が埋められている!」
謎解きはいつものように
眠っている小五郎さんの体を借りて
説明しましょう。
「ヒントにある『さがの』っていうのは
暗号文の中の『さ』が『の』を表しているということなんだ。
同じように
『ひがし』は
『ひ』が『し』を表すという意味。
『まがも』は
『ま』が『も』を表すということ。
そして『にわとり』は
文章の中の『に』と『わ』を
取って読めということなんだよ。
その指示通り
『さ』を『の』に。
『ひ』を『し』に。
『ま』を『も』に読み替えて、
さらに『に』と『わ』を取って、読んでみてくれ」
すると謎のような文章は
「しろいはなのねもと」となったのです。
「だから、ほら、あそこに見えている
白い花の根元を、掘ってみればいいんだ」
ココナンくんの推理は、
大正解でした。
花の根元には盗まれた宝石が
すべて埋められており
無事に取り戻すことができたのです。
おしまい♪
ランキングに参加しています