8月3日はあべの歌舞伎晴の会を観に行ってきました。今年で9回目とのことで、私は7回目から観に行っています。晴の会が無ければ来ることのないようなあべのハルカス。今は年に一回の恒例となっています。
後援会で取って頂いているので、去年と同じく正面の良いお席で観させて頂きました。
今年は伊賀越道中双六。お馴染み双六に発端の和田行家殺しと大詰めの伊賀上野の仇討までやってくれはりました。双六はよくかかるので何度も観たことがあるけど、志津馬さんが股五郎を探していはる理由やら、突然出てくる孫八は誰?とか色々疑問点が今回ですっきりです。本舞台でもこれやってくれたらみんな納得するやろうに。。なんせ、歌舞伎って前の段は知ってて当たり前の体で話が進んでいくからむっちゃ不親切よね。ここからやってくれると平作さんの死ぬところでも感情移入ができて今回は泣けたわ。とにかくね、出演者の松十郎さん、千次郎さん、翫政さん、みんな本当に器用なので全然人格の違う人の役を二役こなされていて素晴らしい。千壽さんは傾城の姿も観たかったな~って思ったりしたけど、やっぱりいろんな方に重用されるだけあって、千壽さんと千次郎さんはうまいよなあ。今回舞台で千壽さんが舞台で帯を締めるシーンがあったんやけど、思わずじっくりみてしまったわ。あと、平作さんの家がほんまに小さくて、ここに三人寝れるんか?どうやって布団しくん?って観てましたらちゃんと敷いてはった。(笑 歌舞伎座とかやったら小さい言うても広いし、今回の方が話の中の家に近いんちゃう?って思いました。この家のシーンの松十郎さんの十兵衛もよかったよなあ。千太郎君もかわいいし當史弥さんもいいお味だしてはった。毎年毎年良いものみせて頂いて幸せ。どうか、ずーっと晴の会が続いて行きますように。今月はもう一回上方のお芝居が観れるんです。私は25日の夜に行きますが、愛之助さんも指導に入ってはるのでご挨拶に来はるかなあってむっちゃ気になっております。そしてハルカス美術館でやってた広重展に行ってから帰りました〜。