タラーウィーフの礼拝（ラマダーン月に行われる特別な礼拝）

※自分用メモだけどせっかくだからUPします。

タラーウィーフの礼拝（ラマダーン月に行われる特別な礼拝）

それは２０ラクアであり、スンナ・ムアッカダ（強く確定した慣行）。初めてそれを行ったのはアッラーの使徒（平安と祝福あれ）である。アブー・フライラ曰く：「アッラーの使徒（平安と祝福あれ）はラマダーン月に（祈りのために）立つことを奨励されたが、それを確定したものであると人々にお命じになったわけではなかった。そして次のように言われていた：誰でもラマダーン月に信仰を持って、また報酬を願って祈りに立った者は、今までに犯した罪を赦されるだろう。と。」（６つのハディース集が出典しているため、真正）

またアーイシャは、「ある夜、預言者（平安と祝福あれ）はマスジドで礼拝されたが、人々も彼の祈りと共に礼拝した。次の晩にも彼が礼拝されると、更に人々は増えた。そして３晩目も４晩目も彼らは集まったが、アッラーの使徒（平安と祝福あれ）は彼らの前に姿を現しにならなかった。朝になって次のように言われた：「あなたたちが成したことを私は目にしたが、あの礼拝があなたたちに義務となることを恐れる以外に私があなたたちの前に姿を現さなかった理由はない。」」これはラマダーン月についてだった。」（ムスリム出典）と言っている。

２０ラクアである根拠：ヤズィード・イブン・ラウマーンからマーリクが伝えたことに拠ると、ヤズィードは次のように言った：「ウマルの時代、人々はラマダーン月に２３ラクアの礼拝を捧げていた。」これが指していることは、普段は１０ラカア行われていた任意礼拝が真剣な期間であるラマダーン月に因んで倍になったということである。以上は教友たちの一致意見であった。アブー・バクル・アブドゥル・アズィーズは自身の薯「アッ＝シャーフィー」内でイブン・アッバースより次のように伝えている：「預言者（平安と祝福あれ）はラマダーン月に２０ラクア礼拝された。」また、ウマルはウバイ・イブン・カアブの許に人々を集めて、（ウバイは）彼らのために２０ラクアの礼拝を行っていた。またアリーによると、彼はある男に人々を先導して２０ラクアの礼拝を行うよう命じていたとのことである。これら全ては、イジュマーウ（意見一致）のようである。また確定したことに、ウバイ・イブン・カアブはラマダーン月に人々を率いて２０ラクアの礼拝を行い、３ラクアのウィトルの礼拝で締めくくっていたということがある。

（Dr.ワハバ・アッ＝ズハイリーの「イスラーム法学とその根拠」第二巻１０８８項より）