【今すぐ始められる崇拝行為】
1.イスラームにおける崇拝行為とは?
→وما خلقتُ الجن والإنس إلا ليعبدون
「ジンと人間を創ったのはわれに仕えさせるためだけである。」(51章56節)
クルアーンの中でアッラーが明解に仰せの通り、人間が創られた第一の目的がイバーダ(=崇拝行為)。
崇拝行為は、アッラーが御好みになり、御満足する善行、善きマナーを身に付けること、アッラーとその使徒を愛すること、回りの人たちと良い関係を気付くことなども含む。
イブン・タイミーヤ(西暦1200年頃に生きた、シャームの学者)による、イバーダの解説:
「イバーダとは、アッラーが御好みになり、御満足する言葉、礼拝、ザカー、断食斎戒、巡礼、正直であること、信頼を守ること、親孝行、親戚付き合いを大切にすること、約束を守ること、勧善懲悪、不信仰者と偽信者との戦い、近隣者と孤児と貧者と旅人と奴隷と家畜に良く付き合うこと、ドゥアー、ズィクル、読書などの内面的・外面的行為である。
また、アッラーとその使徒(祝福と平安あれ)の愛、アッラーに対する畏れ、アッラーへの回帰、アッラーのために教えを守ること、アッラーの裁定に忍耐すること、アッラーの恩恵に感謝すること、アッラーのお決めになったことに満足すること、アッラーにお任せすること、アッラーの御慈悲に希望を持つこと、アッラーの罰を恐れることなどもアッラーのためのイバーダである。」
2.イバーダをする目的とは?
→モラルの確立がもたらされる。
礼拝は、醜行と悪事からする人を遠ざける。
ザカーは、それを行う者を清める。
礼拝断食は、畏れの気持ちを持たせる。
精神浄化が達成される。
3.イバーダ成立の条件:
【1】アッラーのためだけであること。
【2】法に適ったものであること。アッラーが禁じ給うた事でイバーダは行えない。例えば、盗んだもので貧者を助けたり、家族を養うことはできない。
【3】アッラーが定め給うた義務の全うを邪魔しないこと。イバーダ的行為のために義務の行為を放棄することは出来ない。
4.簡単にすぐできるイバーダ:
【1】日々続けられるもの(アッラーが御好みのことの一つ:
(( عَنْ عَائِشَةَ أَنَّ رَسُولَ اللَّهِ صَلَّى اللَّهم عَلَيْهِ وَسَلَّمَ قَالَ سَدِّدُوا وَقَارِبُوا وَاعْلَمُوا أَنْ لَنْ يُدْخِلَ أَحَدَكُمْ عَمَلُهُ الْجَنَّةَ وَأَنَّ أَحَبَّ الْأَعْمَالِ إِلَى اللَّهِ أَدْوَمُهَا وَإِنْ قَلَّ ))
→良き行いに慣れることで、自信が付き、さらに、アッラーと自分の関係も強くなる。
【2】ズィクル:アッラーの御名前を唱えることと同時に、アッラーを思い起こすことを指す。
【1】(فَاذْكُرُونِي أَذْكُرْكُمْ وَاشْكُرُوا لِي وَلا تَكْفُرُونِ)だからわれを念じなさい。そうすればわれもあなたがたに就いて考慮するであろう。われに感謝し,恩を忘れてはならない。
【2】( يَا أَيُّهَا الَّذِينَ آمَنُوا اذْكُرُوا اللَّهَ ذِكْراً كَثِيراً )あなたがた信者よ,アッラーをつねに唱念〔ズィクル〕しなさい。
【3】(وَالذَّاكِرِينَ اللَّهَ كَثِيراً وَالذَّاكِرَاتِ أَعَدَّ اللَّهُ لَهُمْ مَغْفِرَةً وَأَجْراً عَظِيماً)・・・アッラーを多く唱念する男と女,これらの者のために,アッラーは罪を赦し,偉大な報奨を準備なされる。
【4】 ( ألا أنبئكم بخير أعمالكم و أزكاها عند مليككم و أرفعها في درجاتكم و خير لكم من أنفاق الذهب و الورق و خير لكم من أن تلقوا عدوكم فتضربوا أعناقهم و يضربوا أعناقكم؟ ) قالو بلى . قال : (ذكر الله تعالى)
アッラーの使徒(祝福と平安あれ)は言われた:皆さんの行いの中で、アッラーのもとでもっとも良く、もっとも清く、そして皆さんの位の中でもっとも高く、金と銀を施すよりも良く、敵と戦ってその首を切り、彼らも皆さんの首を切ることより優ることが何か知らせませんでしたか?
皆、いいえと答えた。彼は言われた:至高なるアッラーを唱えることです。
【5】クルアーンを読むこともズィクルである:
(من قرأ حرفا من كتاب الله فله به حسنة , و الحسنة بعشر أمثالها , لا أقول ((الم)) حرف ولاكن ألف حرف و لام حرف و ميم حرف)
アッラーの書から一文字読む者はそれが善行となる。善行は10倍である。アリフラームミームを一文字とは言わない。アリフで一文字、ミームで一文字、ラームで一文字なのである。
【6】最も良いと言われるズィクルフレーズ:
●スブハーナッラー、アルハムドゥリッラー、ラーイラーハイッラッラー、アッラーフアクバル
●ラーハウラ ワラー クウワタ イッラー ビッラー
●アスグフィルッラー
●アッラーフンマ アラー サイイディナー ムハンマド
【3】ニーヤ(意志)をアッラーに特化することで習慣がイバーダに変わる:
例)朝ごはんを食べる→力を付けて、きちんと元気にアッラーにお仕えできるようにと食事を取ります
掃除する→清潔を好まれるアッラーのために、自分も清潔であろう
食事の準備→それを食べる人たちがアッラーにお仕え出来る力を付けられるような食事を作ります
仕事に行く→他人に頼らず、また家族を養うのは男の仕事。そのアッラーより与えられた義務を全うするために仕事を頑張ります
散歩する→アッラーに良質のイバーダを捧げられる力を付けるための運動として散歩します
など
1.イスラームにおける崇拝行為とは?
→وما خلقتُ الجن والإنس إلا ليعبدون
「ジンと人間を創ったのはわれに仕えさせるためだけである。」(51章56節)
クルアーンの中でアッラーが明解に仰せの通り、人間が創られた第一の目的がイバーダ(=崇拝行為)。
崇拝行為は、アッラーが御好みになり、御満足する善行、善きマナーを身に付けること、アッラーとその使徒を愛すること、回りの人たちと良い関係を気付くことなども含む。
イブン・タイミーヤ(西暦1200年頃に生きた、シャームの学者)による、イバーダの解説:
「イバーダとは、アッラーが御好みになり、御満足する言葉、礼拝、ザカー、断食斎戒、巡礼、正直であること、信頼を守ること、親孝行、親戚付き合いを大切にすること、約束を守ること、勧善懲悪、不信仰者と偽信者との戦い、近隣者と孤児と貧者と旅人と奴隷と家畜に良く付き合うこと、ドゥアー、ズィクル、読書などの内面的・外面的行為である。
また、アッラーとその使徒(祝福と平安あれ)の愛、アッラーに対する畏れ、アッラーへの回帰、アッラーのために教えを守ること、アッラーの裁定に忍耐すること、アッラーの恩恵に感謝すること、アッラーのお決めになったことに満足すること、アッラーにお任せすること、アッラーの御慈悲に希望を持つこと、アッラーの罰を恐れることなどもアッラーのためのイバーダである。」
2.イバーダをする目的とは?
→モラルの確立がもたらされる。
礼拝は、醜行と悪事からする人を遠ざける。
ザカーは、それを行う者を清める。
礼拝断食は、畏れの気持ちを持たせる。
精神浄化が達成される。
3.イバーダ成立の条件:
【1】アッラーのためだけであること。
【2】法に適ったものであること。アッラーが禁じ給うた事でイバーダは行えない。例えば、盗んだもので貧者を助けたり、家族を養うことはできない。
【3】アッラーが定め給うた義務の全うを邪魔しないこと。イバーダ的行為のために義務の行為を放棄することは出来ない。
4.簡単にすぐできるイバーダ:
【1】日々続けられるもの(アッラーが御好みのことの一つ:
(( عَنْ عَائِشَةَ أَنَّ رَسُولَ اللَّهِ صَلَّى اللَّهم عَلَيْهِ وَسَلَّمَ قَالَ سَدِّدُوا وَقَارِبُوا وَاعْلَمُوا أَنْ لَنْ يُدْخِلَ أَحَدَكُمْ عَمَلُهُ الْجَنَّةَ وَأَنَّ أَحَبَّ الْأَعْمَالِ إِلَى اللَّهِ أَدْوَمُهَا وَإِنْ قَلَّ ))
→良き行いに慣れることで、自信が付き、さらに、アッラーと自分の関係も強くなる。
【2】ズィクル:アッラーの御名前を唱えることと同時に、アッラーを思い起こすことを指す。
【1】(فَاذْكُرُونِي أَذْكُرْكُمْ وَاشْكُرُوا لِي وَلا تَكْفُرُونِ)だからわれを念じなさい。そうすればわれもあなたがたに就いて考慮するであろう。われに感謝し,恩を忘れてはならない。
【2】( يَا أَيُّهَا الَّذِينَ آمَنُوا اذْكُرُوا اللَّهَ ذِكْراً كَثِيراً )あなたがた信者よ,アッラーをつねに唱念〔ズィクル〕しなさい。
【3】(وَالذَّاكِرِينَ اللَّهَ كَثِيراً وَالذَّاكِرَاتِ أَعَدَّ اللَّهُ لَهُمْ مَغْفِرَةً وَأَجْراً عَظِيماً)・・・アッラーを多く唱念する男と女,これらの者のために,アッラーは罪を赦し,偉大な報奨を準備なされる。
【4】 ( ألا أنبئكم بخير أعمالكم و أزكاها عند مليككم و أرفعها في درجاتكم و خير لكم من أنفاق الذهب و الورق و خير لكم من أن تلقوا عدوكم فتضربوا أعناقهم و يضربوا أعناقكم؟ ) قالو بلى . قال : (ذكر الله تعالى)
アッラーの使徒(祝福と平安あれ)は言われた:皆さんの行いの中で、アッラーのもとでもっとも良く、もっとも清く、そして皆さんの位の中でもっとも高く、金と銀を施すよりも良く、敵と戦ってその首を切り、彼らも皆さんの首を切ることより優ることが何か知らせませんでしたか?
皆、いいえと答えた。彼は言われた:至高なるアッラーを唱えることです。
【5】クルアーンを読むこともズィクルである:
(من قرأ حرفا من كتاب الله فله به حسنة , و الحسنة بعشر أمثالها , لا أقول ((الم)) حرف ولاكن ألف حرف و لام حرف و ميم حرف)
アッラーの書から一文字読む者はそれが善行となる。善行は10倍である。アリフラームミームを一文字とは言わない。アリフで一文字、ミームで一文字、ラームで一文字なのである。
【6】最も良いと言われるズィクルフレーズ:
●スブハーナッラー、アルハムドゥリッラー、ラーイラーハイッラッラー、アッラーフアクバル
●ラーハウラ ワラー クウワタ イッラー ビッラー
●アスグフィルッラー
●アッラーフンマ アラー サイイディナー ムハンマド
【3】ニーヤ(意志)をアッラーに特化することで習慣がイバーダに変わる:
例)朝ごはんを食べる→力を付けて、きちんと元気にアッラーにお仕えできるようにと食事を取ります
掃除する→清潔を好まれるアッラーのために、自分も清潔であろう
食事の準備→それを食べる人たちがアッラーにお仕え出来る力を付けられるような食事を作ります
仕事に行く→他人に頼らず、また家族を養うのは男の仕事。そのアッラーより与えられた義務を全うするために仕事を頑張ります
散歩する→アッラーに良質のイバーダを捧げられる力を付けるための運動として散歩します
など
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