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アイスバーンにおけるトラクションコントロールの有用性

2017-01-24 | クルマの話題

FF250馬力、トラクションコントロール付きのホンダ・インスパイアで、初めての真冬を過ごしている。
かつては4WD車というのが稀で、主流はFF、続いてFRという位置づけにあった。
オイラの経験からしても、FF車は、結構乗っており、三菱ギャランΣ、同ギャランハードトップ、ワーゲン・サンタナ、日産セフィーロなどである。
その後は、4WDの楽チンさに慣れてしまい、FF車からは、すっかり遠ざかってしまった。
インスパイアを選択した時も迷いはあったのだが、今、はやりのトラクションコントロールに期待をして、アイスバーンでも大丈夫なのではないかと考えていた。
しかし旭川の冬は、予想以上に過酷だ。
この凍結路面では、トラクションコントロールでは歯が立たない。

発進時は、必ずガ・ガ・ガッという音がして、トラクションコントロールが効くのだが、これは空転したタイヤに自動的にブレーキをかけるシステムであり、日産セフィーロに付いていたリミテッド・スリップ・デフ(LSD)とは基本的に違うものだ。

LSDは、片輪が空転しても、積極的にもう片輪にトラクションをかけるシステムなので、日産セフィーロでは凍結路面でも、グイグイ前進してくれる安心感があった。

インスパイアでは250馬力が、反って災いしてか、坂道で止まるのが怖い。
幸い、まだ坂の途中で動けなくなったことはないが、停車する時のタイヤの位置などには、すごく気を使っている。

技術者ではないので、あくまで個人的な感想にはなるが、トラクションコントロールというのは、アクセルを踏みすぎたまま、カーブに入ってしまった時など、急なテールの滑りだしをセンサーが感知して、4輪にバランスよくブレーキをかけて、路面転落から助けてくれるシステムなんだろうなぁと思う。

まぁ、この凍結路面でそんなにスピードを出す方がどうかとは思うけどね。

結論からすると、やはり冬道で一番、楽チンなのは、4WDということになるんだろうなぁ。
但しこれは、4WDが一番安全という意味ではないので誤解なきよう。

4WDが楽チンなのは走り出しであり、制動力はほぼ変わらない。
むしろ4WDの楽チンさに油断して、スピードを出すぎると、すっごく危険になる。

そういう意味でいうと凍結路面で一番安全なのは、FRであり、続いてFFの順になる。

何故か?

なにせ、走りたくても、前に進めなくなるんだから。。。。

コメント
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