■ラッコマンの喫茶室■

北海道からオリジナルフォーク、クルマの話題などを発信します。

ヘッドライトクリアが剥がれた。。

2018-06-09 | 日記

かれこれ13年歳になるインスパイアくんは、元気なようで、やはりあちらこちらには、年齢相応のガタがきているようだ。

5月に入ってヘッドライト塗装の剥がれが発生した。

ある日、いつものように洗車をして、ふとヘッドライトを見ると、運転席側のヘッドライト上部に5ミリ幅で長さが3センチくらいの鳥のフン状のものがへばり付いているように見えた。

うわ~、カラスめ~

そう思ってウエスで拭くと、取れてくるのはフンではなく、明らかに表面の塗装だった。
あらら。。。
もしやこれがヘッドライトのクリア禿げと言われる症状なのか?

このまま放置すると、この禿げがどんどん侵食され、最後は真っ白に濁ったライトになってしまう。

早めに手を打つことにして、色々な専門家の方にアドバイスをもらうことにした。

まずは、いつも通っている旭川ホンダさんへ。

「こんなになっちゃって。なんとかなりません?」
整備の方、「ヘッドライトは磨いてクリア塗装になりますが、いつまで持つかが保障できないんです。ちなみに新品なら持ちますけど、部品代約13万円ですかね。脱着は別途料金です。」

インターネットで中古のライトを探してみる。
2千円程度から1万5千円程度までヤフオクに出ている。
ただし規格的にはCランク、使えるけど、ジャンクの一つ前という感じだ。これじゃダメだな。

よーく見ていると、なんと旭川市からの出品があるじゃないか!
7千円+送料。市内だから取りに行けば送料無料だ。
落札の前に、まずは現物の確認もできる。

市内から永山駅に向かって走ると、その解体工場があった。

作業中で忙しそうだったが、声をかけると、丁寧に対応してくれた。

さっそく見せていただいたライトは、傷もなく綺麗なものだったが、残念ながら色が合わなかった。

インスパイアuc1のものなら、どれも流用できると思っていたが、グレードによってライト内部の色が違うらしい。 

残念ー

解体工場の方に教わったのは、「ヘッドライト磨きをするなら、板金工場に出すといいですよ。市内にも何店舗か、やってくれる店があったと思うので、気長に当たってみたらいいよ」。
ありがとうございました。

いつもお世話になっている札幌のカーショップバンバンさんにもお知恵を拝借した。 

「ヘッドライトは難しいんです。当店にも画期的な補修塗料ができたといって営業にくる方もいますが、そううまい話はないようです。ヘッドライトを脱着して磨き、装着する時点で光軸がずれるので、機械のある所で調整しなければならなくなります。」

なるほど、中古を買ってきて自分で交換しようかとも思ったが光軸調整となると無理だな。
まぁ、その前にバンパー外す作業でアウトか?

さらにインターネットで捜索。
なんと新品で送料込み2万円のライトがあるじゃないか。

そんなうまい話が、、、
あったんです。

それはUSアコード部品の逆輸入。
アメリカではインスパイアをUSアコードとして販売している。

その部品ならEBAYという輸入専門サイトで新品が売られていた。
送料入れても2万円。
一応、適応を確認するため、再び旭川ホンダさんへ。

USアコードの部品は付きますか?

「アメリカは左ハンドルでライトの照射方向が反対になるので、仮に付いたとしても日本の車検に通らなくなると思いますよ。それに安い物はそれなりに理由があって雨とか入っちゃうんじゃないですかね。」

なるほど。。。
なかなかうまい話はないものだ。

振り出しに戻る。。。

途方にくれたが、我が家から一番近くにある整備工場に出向いてみた。
「家の店ではヘッドライト磨きはやってないんです。塗料の買い置きもできませんし、手間がかかる割にはお客様に高額な請求もできませんからね。」
「整備工場仲間のLINEネットがあるので、やれる所があるかどうか聞いてあげますよ」
ありがとうございます。
2日後、メールが入った。
「東光町の工場でやってみてくれるそうです」
紹介されるままに、翌日の朝早く東光町の整備工場へ。
あいにく社長さんは不在で若い整備士の方とお話した。
「いつまで持つかというお話はできませんが、自分のクルマは塗装して一年になりますが、ぜんぜん大丈夫ですよ」 
そこで藁にもすがる思いでお願いして帰ってきた。
社長がいないので料金は一万円くらい見ておいていただければいいと思いますよ。
その日の夕刻、社長さんから電話があった。
「まぁ、ちょっと見てください。あんなもんにしかならないよ」

ん?
不安がよぎる。ダメだったのか?

工場に到着。社長さんに挨拶してクルマを見せてもらった。
「ほら、こんなもんだよ。よく見たら樹脂の細かな傷は消え切れていない。日陰でよくみたら、研いだ所が見えるかもしれないよ」

どれどれ。。。

どこ?どこ?

ぜんせん判りません。
「まぁ、プロの仕事とは言えないんだ。よければこのまま乗ってみな」

それで料金は?

「こんな仕事で金は貰えない所だが、材料代だけ3700円でどうだい?」
ありがとうございます。
ありがとうございます。

大事に乗らせていただきます。
そんなことで、ラッコマンのインスパイアは、無事生還を果たしました。
どう見ても、どこも不自然には見えません。
綺麗に直っています。

これならまたやってもらおうーっと。。。(笑)

※動転していて写真を取り忘れました。ネット写真の一部をお借りしています。

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