沈む島の詩 【ラッコマン】
地球温暖化の影響で、水没するといわれる南太平洋の島、ツバル。
島の人々の生活を支えてきた海が、人々に牙をむく。
私たちは地球という逃げ場のない星に住む生き物です。
押し寄せる海水と戦う島民も、氷を求めて海をわたる白熊も、油まみれのウミネコも、そして私も、貴方も、みんな一つの星の生き物です。
子供たちに美しい未来を手渡すために、今、できることを始めなければならないと私は思うのです。
■ 沈む島の詩 作詞:作曲 ラッコマン
沈む島をテレビでみた 年端もいかない子供らが
浜に土豪を積んで積んで 守るは小さな我が家
彼らの暮らしを奪ったものは 文明社会の私です
彼らの暮らしを奪ったものは 我慢を忘れた私です
海を渡る北極のクマ 懸命に手足動かして
どこに向かって泳ぐ泳ぐ 消えちまった氷の国
彼らの住処を奪ったものは 贅沢に溺れた私です
彼らの住処を奪ったものは 自分勝手な私です
油のなか海鳥は 真っ黒な羽をバタつかせ
生き抜くためにもがく もがく 悲しいぐらいにもがく
海から命を奪ったものは 優しさ忘れた私です
山から緑を奪ったものは 思いやり忘れた私です
沈む島に住む人は 行くあてなんてあるはずなく
暮らしを支えた海が 海が 押し寄せすべてを洗う
仲間の未来を奪ったものは 見ないふりした私です
仲間の未来を奪ったものは 人という名の貴方です
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます