ら族の歳時記

「道が分かれていても人は幸せになる道を選ぶ能力がある。」
能力を信じ、心の安らぎの場を求めて、一歩一歩。

神の守り人 下 帰還編

2017-03-02 22:48:39 | 本を読みました


<あらすじ>

隊商と共にロタに向かうバルサとアスラ。

その隊商を飢えた狼の群れが襲う。

絶体絶命の危機を、
アスラが「神様」と祈ったことにより
救われる。

アスラがタルハマヤを呼び出し、
タルハマヤが狼を切り裂いたのだ。

アスラは快感に酔いしれ、
笑いながら狼を虐殺したのだった。



敵のことがよくわからないバルサは
交易宿場で情報屋に会う。

会うが、情報屋にバルサの情報をもってくるように
依頼をしたのは、士族長の次男であり、
また、国王の弟イーハンにバルサが対峙している
ことになっていた。

まったく心当たりがないバルサ。

このままでは、どこで襲われるかわからない。
隊商に迷惑がかかると判断したバルサは、
隊商から離れることに。

そこへ、タルの民がイアヌが訪れ、
同族を見捨てることはできないと
タルの民の移動に紛れて
タルだけが知っている道を使い
ジダン祭儀場へいくことを提案する。


その道中、つり橋の上で
襲われるバルサ。

アスラと引き離し、
バルサだけを殺すために
用意されたものだった。


バルサは傷を負い、
凍てつく川に落ちていく。



アスラは、シハナに会う。

すべてはシハナが仕組んだものだった。

シハナはアスラの母トリーシアを洗脳し、
タルハマヤの神は人々に幸せをもたらすことができるとし、
そのためにアスラをタルハマヤの神にしようとした。

アスラはその母の考えを信じていた。

シハナはアスラの力を武力として使い、
南部の暴動を止め、
イーハン王弟の力になりたいと思っていた。
そのために、アスラを何としても
手に入れたかったのだ。



一方、スファルは情報収集しながら
タンダとジダン祭儀場へ移動する。

ある夜、タンダの枕元に
バルサが現れる。

バルサが死んで、それを知らすために
枕元に立ったのではないかと
うろらえるタンダ。

スファルの元へ一匹の狼が現れ、
スファルをある小屋へ導く。



そこには傷ついたバルサが寝かされていた。

抱きしめるタンダ。


そして、スファルは、シハナの野望の全貌を知る。

ジダン祭儀場へ急ぎ、シハナをとらえる。

シハナはある部屋に軟禁されるが、
その部屋を監視していたのもシハナの一味で、
シハナは逃走し、
アスラを祭儀場の特別な場所に案内する。

バルサとタンダも追ってジダン祭儀場へ来た。


そして、建国を祝う式典のさ中、
イアヌが
「タルハマヤは鬼子ではない。
 偉大なる神だ」
と叫ぶ。

タルの女を供物として処刑するべきだ
と声があがる。

イアヌが殺されてしまうと思ったアスラは
タルハマヤを呼んでしまう。

アスラがタルハマヤになるのを
阻止しようとするチキサ、バルサ、タンダと、
シハナたちと死闘が始まる。

チキサの声を聴いたアスラは
「人を殺しちゃダメ」と
タルハマヤを封じるため、
自分の体に張り付いたヤドリギの輪を
引きちぎり、深い闇に落ちた。


アスラは多くの人を殺したしまった罪悪感で、
自分を忘れようとして眠ったままだった。

バルサたちはアスラをつれて新ヨゴ皇国へ帰っていった。

アスラが目覚めるようにと
アスラの好きなサラユの花畑に
バルサはアスラを抱いて連れだす日々を送っていた。




<感想>
破壊神、タルハマヤは出てきますが、
ファンタジー館はありません。

対策です。

これを読むと、
NHKのドラマが大変残念な出来栄えということが
分かります。


コメント
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