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ロックミュージカル“TOMMY ”鑑賞

2007年03月13日 22時22分19秒 | 徒然-日々思うこと-
昨日から公演が始まった“TOMMY”を観てきました!

 TOMMY〈ロック★オペラ THE WHO’S TOMMY〉
[演出]いのうえひでのり [振付]川崎悦子 [音楽]ザ・フー
[出演]中川晃教/高岡早紀/ROLLY/右近健一/村木よし子/斉藤レイ/他
※訳詞、湯川れい子/右近健一

■あらすじ
トミーの父ウォーカー大佐は、生まれる前に先の大戦で死亡したと思われていた。
ある夜にトミーの父が、突然、妻ノーラとトミーのもとに帰還する。
しかし、すでにノーラはフランクと再婚しており、それを知ったウォーカーは逆上しフランクを殺害。
その一部始終を目撃していたトミーは、あまりのショックで精神状態がおかしくなってしまう。
さらに、両親から事件について「何も見ていない、聞いていない、人に喋らない」事を強要されたトミーは、視覚、聴覚、言語機能を失い三重苦になってしまう。
“自分自身”を心に閉じ込めた彼は、家の「鏡」を見つめる事が(心の中に閉じ込めた自由な)自分にと対話できる方法となり「鏡」に向かって過ごすような日々が始まります…

青年となったある日の事、“感覚”だけでピンボールを打ち、永遠にリプレイを続けることができる能力を授かったトミーは、ピンボールの世界チャンピオンとなり、一躍有名人となり巨万の富を得ます。
母親はその富でトミーの治療を施すが、まったく効果が無く苛立ち、ある時トミーが向かい続ける「鏡」を割る行動に出ます。
その事がキッカケとなり、彼は三重苦から解放され元の自由な身体に!
“三重苦を乗越えた、奇跡のピンボールチャンピオン”としてアイドル的存在となり、周囲の人間がトミーを教祖に祭り上げていくのだが・・・。

『劇団☆新感線のいのうえひでのり×中川晃教の強力タッグ』で話題の"ザ・フー〟のロック・オペラ「TOMMY」の日本版です。

1969年、イギリスで人気絶頂のロックバンド“ザ・フー”が発表した、ストーリー仕立てのアルバム「TOMMY」をモチーフにした作品。
ケン・ラッセル監督によって1975年に映画化もされているらしい。
“耳が聞こえず、口もきけず、目も見えない少年”、知覚を奪った子ども時代のトラウマを乗り越え、“ピンボール・ウィザード”となり、組織化された宗教の偽善に対してタウンゼントがしかける壮大な戦いの救世主というもらしいです。

このミュージカルは、あらすじを知らないと難しいかも知れません。
知っていても…最後の解釈は人それぞれなんだと思います。
最後が分かり難かったなぁ。
「ロッキーホラーショー」をふと思い出しましたが、それとも違って。
「何だか、言いたい事がありそうで、無さそう(笑)」
個人的には、「人の生き方みたいなところでだったのかなぁ」と思います。
“自分らしく生きる事、それを受け入れて貰って…相手に対しても同じ用に受け入れる必要性”
そんなふうに感じた舞台でした。
感想としては、歌は少ないものの“中川晃教さんオンステージ”っぽかった!
中川さん、迫力でした。歌い始めると舞台の雰囲気がガラッと変わりますねぇ。
ただ「劇団☆新感線のいのうえひでのり氏の舞台」と思って観てしまった事もあって、歌い方に多少違和感もありました。
ロック調な節回しが似合う芝居なので、もう少しそんな感じがあっても良かったかも。
その意味では、ROLLYさんには!もっと活躍して欲しかったなぁ~。
(4役やってる割には、影が薄く感じましたが…)
あと、右近さんの鉄板(笑)の“濃いキャラ”!!
私が見た回は、お客さんが冷たかった…ココは、笑い処なので、これから見る人は!大笑いしてあげてくださいね。

そして!最後にバンドの紹介があって、久々に生・岡崎司さん(G/ex:おかげさまBros.)を拝めて感動。
LIVEを良く観に行っていた事があるので、懐かしかったぁ~。
昔観に行ってた“ミュージシャン”が今でも現役で活躍しているの見ると、嬉しいものです♪

…と、色々と堪能した舞台でした。
この舞台―東京は、月末まで有楽町の日生劇場にて上演しています。