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写楽は、女性だったぁ!?新しい視点で、みせる芝居『戯伝写楽』@青山劇場

2010年04月16日 10時27分16秒 | .。・.。Feel。.。・
ちょっと、びっくりな発想でしょ~。
そんな新しい視点で、歴史を解釈している舞台『戯伝写楽』@青山劇場 に、演劇鑑賞してきました。
主役は、私の好きな役者の1人“橋本さとし”さん!

お話は、みなさんご存じ“謎”の多い絵師『東洲斎写楽』とその時代・生きた人のお話。
このテーマ。芝居では、良くあります。
とにかく、謎の多い『東洲斎写楽』。
いろいろな解釈があるので、毎回芝居を見ていても面白い演目。
今回は、その『東洲斎写楽』が!女性だったという設定。

寛政5年の江戸。
お調子者の能役者・斉藤十郎兵衛(橋本さとし)は、浮世絵師・喜多川歌麿(小西遼生)が版元の蔦屋重三郎(山路和弘)と組んで大流行となっているのを知り、絵師として一旗揚げようと版元・蔦屋に掛け合うが実力が伴わず、門前払い。

そんな時、十郎兵衛は偶然“流れ者の絵描き”おせい(大和悠河)と出会う。
強烈な個性を発する絵に、惚れ込み…ある策を思いつく。
それは…おせいの絵を、自分のものと偽り蔦屋に取り入るということ―そして、『東洲斎写楽=おせい』の誕生。
『東洲斎写楽』である十郎兵衛とおせい、それらを取り巻く“人”“時代”のものがたり。


最初は、割と“うすい”感じでしたが、舞台がすすむにつれ引き込まれます。

私は、大和悠河さんの“おせい”が主役!?だよねっ…って、錯覚する瞬間が多々。
それくらい、“おせい”の絵を描く事に対する純粋な想いが舞台いっぱいに広がっていました。

強烈な作品でみんなを魅了する『東洲斎写楽』、この作品を生み出せる人って?って部分が、芝居でも題材に取り上げられていて。
“おせい”の見る(みえるもの)を、『写し取り、描く』能力と作品が、このお話の土台にありました。
そう解釈すると、このお話『奇抜』ながらも…何となく、腑に落ちてしまうので不思議でした。

当時の画風とは、全く違う斬新な作品は…本当は、こんな風に生まれて消えていったと思うと浪漫ですなぁ~。