先日、石村萬盛堂の「つるのこのこ」が、福岡の新名物になりそう! という記事を書いたばかりなのですが… こんなニュースが入ってきてびっくり。
石村萬盛堂、地元出資会社に事業譲渡、コロナ禍で経営悪化、店舗・ブランドは維持- 読売新聞(2021年10月2日19時00分)
石村萬盛堂は、3月14日を「マシュマロデー」とし「女性から男性へ告白する日」とする事を提唱した企業で「鶴の子」をはじめとするマシュマロを、看板商品としています。しかし、無印良品やコンビニで売っているマシュマロだって、安くて沢山入っていて、手軽に買えて美味しいです。そんな中なぜ、石村萬盛堂の商品が長く愛されているのでしょうか。
それは、地元への貢献とそのブランド力にあります。石村萬盛堂は、地元企業として地域社会と深く結びつき、祭りなどのスポンサーを務めてきた企業です。「多少高くても、地元に貢献している企業を応援したい」という人々の思い。これが、ブランド力の向上につながり、記念日や贈答品として選ばれる銘菓となっているのではないでしょうか。
ところで、新しく事業を引き継ぐのは「地場6社の共同で設立された新会社」とありますが、それはどこなのでしょうか。今、把握しているのは、以下の2社です。
- 明太子でおなじみの「ふくや」の初代社長、川原俊夫社長が経営する「かわとしグループ」。
- 「キャナルシティ博多」の開発、運営を手掛ける「福岡地所」。
ちなみに、新しい「石村萬盛堂」の代表取締役に就任されたのが、地元福岡の明太子文化を築き上げた企業「ふくや」の経営者である川原武浩社長である事は、メモっておきたいと思います。
新食感 "つるのこのこ" が話題!福岡の老舗和菓子店【石村萬盛堂】
先日リニューアルした「石村萬盛堂本店」が、企業の歴史を堪能できるギャラリーになっていた理由が分かるような気がして、何ともいえない気持ちです。