・・・デービッドの論文『女神とQWERTY経済学』・・・四本指の目視タイピングに比べて、明らかな進歩といえる「タッチ」タイピングの降臨は、一八八〇年代後半に起こった。「タッチ」タイピングという改革は、その出自においてレミントンのQWERTYキーボードに適応していたため、決定的なものとなった。(P.172) ←
だが、元英文の当該箇所 ←は、
QWERTY配列は、新選択基準「タッチタイピング向きかどうか選定基準」下での比較最善性によって、進化的に生存した結果の、遺伝的痕跡として(cf.盲点)、現在あるべき選択基準から見れば、そう見えるでしょ?(myデイヴィドDavid勝手に文脈要約)
といった具合に、時代を画期した「サイトメソッド―>タッチタイプ出現」⇔新進化淘汰圧といった認識に立った、進化的生存存続現象として
描かれてあるのではないかと思われる。
時代画期した「サイトメソッド―>タッチタイプ」出現⇔新進化淘汰圧との認識で進化的生存存続現象理解
この認識は、山田尚勇とも同様であろう。
タッチタイプへの適正
タイプライタートラストの存在は、
規格の統一化という側面も考えられるかもしれない。複式のカリグラフと呉越同舟であった。
と、ここまでタッチタイプという語を使ってしまったが、
その意味するところは
ペンを執るのでなく、ボタンを押す操作で書くといった用法としてのタッチが起源だった可能性もある。
reading by touch の方が先に出現しているようだからである。
点字、触知文字の出現、
また、タイプライターの起源をたどれば、盲人へのイネーブルウェアとしての開発との側面もあり、盲人用の機能拡張外付けサイボーグ部品とも喩えられよう。
また、タッチの語源的には、Knock系などもあり、インパクトないし決して小さくない力の伝達をも含む含意もあったのかもしれない。
タッチ・ライティング
過去の教本で、ホーム・ローの出現はいつであろうか?
実用的タッチタイプ万人実質的容易達成可能上限鍵盤数として45あたりに、実用上の境を、山田尚勇はみなしている。これは、カリグラフら大文字にも独立にキーを与えたダブル複式キーボードと、シフト式との進化プロセス的推移を見てのことであろうか?
この点、50鍵以上で果たして、タッチタイプ適正はあるかの検証サンプルとして、我が国日本に蓄積された経験は国際比較的に多かろう。この点において、何か新知見を見出し得たであろうか?
中断