大阪W選挙に、大阪維新の会が圧勝した。
橋下さんへの痛烈なネガティブキャンペーンもあったのに、
過去は問わない。新しい風を・・とノリと茶目っ気を被った怖いもの知らずの変革者を一番に支持していく・・。
大阪らしい結果になったと思う。
このところ、世界中で感じる大きなうねり。
壊される。壊れていく。。
変革には大きな痛みを伴う。
歴史は、いつもこの繰り返し。
うまくいかない変革を繰り返していくしか、人の共同体は生きれないのか。
戦後、変革しない事で生き延びてきた日本も、
このところ、ズタズタです。
私は、このところのユーロ危機とか、アラブの春のニュースを聞いたりする度に
以前HNKで見たジャック・アタリ氏のインタビューを思い出す。
経済学者、思想家でもある、ユダヤ系フランス人のインタビュー。
前にもブログで書いたことがあるけど、
これからの世界を襲う五つの波の話だ。
Uチューブでは見られなくなってるけど、
要約したものが・・
アタリ氏・「世界を襲う五つの波」
・・
ノマド(遊牧民)のように、生きられる所へ移り住む。
人類は、そうやって生きてきた・・という事実。
震災後の東日本で、実際に起こっていること。
生まれて、その地を離れたことのない人には、とても悲しいことかもしれない。
でも、そうやって、人類は生き延びてきた。
戦争や、災害や、貧困から逃れるように、みんな移動してきたんだ・・という事実。
生活の地を壊されることは、いろんな要因で常にある。
新しい地で生き延びていく力がないと、
その種は淘汰されてきた。
人間もそんな種のひとつなんだなあ。結局は。
この無力感は、津波の非情さで、味わったばかりです。。
変革者は、いつも凶暴な仮面をかぶり、
一網打尽に壊していくものなのかもしれない。
地震、津波がそうだったように。。
でも、地震は、不意打ちだし、相手を選びません。
まずは、壊すことしかできないのが変革者。
変革されるものは、
その時が来たんだと、前向きにとらえていく時間があるだけ、いいのかもしれません。