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2月13日(木)のあさ空。
昨日の雨の続きで、雲が多く、日の出は見えない気配ながら、空を探すと少し青空の気配あり。
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とりあえず、雨は止んだので、自分を叱咤激励して外出。いつもの灯油購入です。寒波予想で目いっぱい購入していたので、何とか永らえていたのですが、さすがに、何も残っていない状況。ストーブに入れた分がなくなったら、あとがなく。体調がよくないなどと言っていられない状況だったのです。フラフラしつつ、灯油を買って、セットのコインランドリーへ。身体が辛すぎて、心の中で「ひゃー」と言いつつも、なるべく背筋を伸ばして見栄を張る高齢者(笑)
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帰りに小学生たちと行き過ぎて、ランドセルの色のカラフルさに、改めて、赤いランドセルを背負っている女の子がいないことに「いまどき」の「ラン活」の女の子たちの好みを感じます。淡い紫色や空色。いわゆるパステルカラーが多そうです。ここにはいなかったのですが、先日、見かけた男の子たちは黒や茶色が多かった。ただ、黒とは言っても、全体が黒ではなく、側面が真っ赤とか赤いラインが入っているとか、黒一色ではなくておしゃれでした。
「ラン活」で難しいのは、子供たちの好きな色を選ばせても、幼稚園に通う子の好きな色が小学校に通い始めて、6年間変わらないかと言えば、そうではなく。ただ、お高いものだけに、気に入らない色になったときでも、買いかえるわけにもいかないので、どの色を選んでおくのかが悩ましいというお話。なるほど。昔は女の子は赤で、男の子は黒というのが定番で、悩まずにすんだわけですが、選択肢が多くなった分、悩みが増えるといったところですね。
もう60年も前になりますが、私が小学校に入ったときのランドセルは赤ではなく、ピンク。今の子供たちが選びそうなパステルピンクでした。両親が選んだものですが、子供なりに、特別感を感じて、とてもうれしかったことをよく覚えています。また、机は白木にピンクの天板が貼ってあるもので、それも見たことがないものでしたから、両親に心から感謝した記憶があります。ただ、小学校入学と同時に父の地方支局勤務が決まり、「先生が何を言っているのかわからない」と泣きながら帰る羽目に陥ったのですが(笑)
今にして思うと学校の先生がそんなに方言がきついのはどうかと思いますが、50代くらいの男性の先生で、ご自覚はなかったのかもしれません。先生さえそうなのですから、クラスメイトもまさに外国語を話しているのかというくらい意味不明。「んだな」「げっそした」と、初日に言われて、「え?」と目が白黒。「んだな」は「そうだな」といった相槌ではなく、自分のこと。「げっそした」は、がっかりしたという意味でした。鹿児島市内とは全く違う方言満載の日々は、思わず学校生活につまづくと感じたくらい。ただ、父の教育方針で絵本を与えられない生活をしていた私は読み書きは不自由がなかったので、作文の授業ではじめて原稿用紙の書きかたを教えられたとき、必ず、書き出しを「わたしは」ではじめなさいと言われて、「わたしは」以外にも選択肢はあるはずなのにと、妙に不服に思った覚えがあります、なまいきー(笑) もちろん、そんなことは心の内だけにとどめておく子供で、問題は家の中に。
宿題で作文を書いていると、父に必ず検閲されるのです。そして、父にとって納得がいかない箇所に赤でバツ印を大きくつけられて、「書き直し」と言われるのです。そこに、説明は一切なし。何が悪いのかを説明してもらえればまだいいと思いますが、単にバツ印をつけられて戸惑う小学1年生。本当にこれが苦痛で苦痛で。古い映画で「角兵衛獅子」の親方に売られた子供がムチで叩かれながら芸を仕込まれるという姿を見た私は父のことを心の中で「角兵衛獅子の親方だ」と思った覚えがあるほど。そのおかげなのか、小学3年生のころに書いていた自分の日記は驚くほどの長文で、できごとに考察などを加えて展開するという技が使えるようになっていて、笑ってしまいます。そのまま鍛えてもらえたら、何者かになったかもしれませんが、成長した私は親方から「逃げる」方法を知り、バツ印の制裁を受けることはなくなったのでした。
ひる空。雲は少なくなる気配はなく。
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父にはよく「おまえは成らず者だ」と言われた覚えがあります。「より高く飛べ」とハードルを上げられても、あまりにも「バカだ、間抜けだ」と言われ続けて、自尊心を踏みにじられ過ぎると、「はい。私は成らず者でございます」としか思わず、ハードルの下をくぐるようになるものなのです(言い訳)。
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ゆう空。桜島の噴煙が流れています。
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