眺める空に描くもの

高齢者女子のおひとりさま暮らしノート

出会いと別れの繰り返し

2025-02-11 07:48:07 | 日々の雑記帳
2月10日(月)のあさ空。
くもり空ながら、雪は落ち着いた様子で何より。
日の出は見えないのに、珍しく桜島の山容はくっきりすっきりの天候。
厚い雲の向こうには太陽がありそうです。

冷たさはまだなかなかのもので、思わず手袋をしてキーボードを打っている私。とても打ちにくい(笑)

追記の追記で、昨日のお話の続きを。
30代~40代の奥さまたちを亡くされた方が知人の中に何人もいらっしゃるのは、それだけ、がんが身近な病気なのだと思います。私も同じころに1回目のがんを患って、自力で発見して延命したものの、下手をすれば、私も同様にいのちを落としていかもしれないという経緯もあって、何かこう、悔しさみたいなものを感じることがありました。私のように早く発見できていれば、ご家族が寂しい思いをなさらなくてすんだのではないかと。がんは早期に発見できれば、私のように延命できるということを少しでも多くの方に知っていただく必要があると感じます。

町内会の役員を長くつとめていた関係で、たくさんのご近所さんとの交流ありきで、がんで若い奥さまを亡くされた方たちを何人も存じ上げているという状況がありました。その中のおひとりのAさんの奥さまとお会いしたことがあります。町内会の役員決めの席で、私は運営側の書記長をしていたので、各区の各役員さんたちを決めるときにサポートをしていて、その席にいらしたのがAさんの奥さまでした。彼女は自分はがんを患っていると語り、「どこまでできるかはわからないのですが、もしものときは夫がいますのでサポートしてもらいます」とおっしゃって、役員を引き受けられたのです。

ほとんどの方が役員から逃げたくてけんかになるようなことも多かったのに、「どなたかがやらないといけないことでしょうから」と、静かに口にされる凛としたお姿がとても印象的でした。結局、1年の任期の途中で亡くなってしまい、私は夫のAさんになんとか、町内会の役員の仕事を引き継いでいただこうとしましたが、何をどうお話ししてもご理解いただけず、四苦八苦。私の想像でしかありませんが、とてもしっかりされた奥さまのサポートでご家族が成り立っていらしたのかなと。Aさんは妻任せでこれまで暮らして来られたのかなと。それだけに中高校生のお子さんたちの「その後」を案じたものです。

ただ、Aさんはすぐに別の方と再婚されたようで、私がそのお宅に町内会の所用でうかがったとき、出て来られた新しい奥さまBさんは私が知っている方で、本当に驚きました。「え? え? どうしてここに?」と目がテン、Bさんも驚きつつ、再婚なさってこの家に入ったばかりでお子さんのことを含めて「戸惑いが多い」と説明されました。Bさんは近くにお住いの方ではなく、全く別のところで知り合った方だったので、こんなこともあるのかと「世間の狭さ」を感じました。

同じように「世間が狭い」と感じたのは、同級生と会ったとき、雑談として、「町内会のことでご近所に行ったら、奥さまが違う人になっていてびっくりしたのよ」と言われたことがあります。私は心当たりがあり、お名前を聞いてみたら、新しい奥さまは私の仕事仲間のCさん。Cさんとはちょうど同じ年齢で親しくしていたので、そのお家にも遊びに行ったことがあり、「あれ? ここは同級生のご近所では?」と思っていたので、「世間は狭い」を実感したものです。

ひる空。雲は多く、段重ね状態。

こちら方向はまた違う雲が出ています。

夕方に近くなると、のどかな雰囲気に。イラスト的なぽっかり雲が出て来ると、こちらもくつろぎます。


長い人生の振り返りを書いていると、人生にはさまざまなできごとが起きるものだと思います。自分自身も波瀾万丈でしたが、みなさま、それぞれに抱えて生きていらっしゃる。書きつくせないできごと、エピソードを空に描きつつ、今日も空を見上げています。


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