いつもながらのご褒美を頂く

悠人の親父（４期生・日産部品）がやって来る。とりあえずは津高に合格したからか、俺の報酬持参・・・ダイドーの缶コーヒーだ。前回は全県模試で県１位だったので頂いた。

ちなみに俺が塾を始めた時に一番最初に入ってくれた。積極的なのはお母さんで、当時新中１のこ奴は迷惑そうだったが・・・。

「中１の頃の悠人は落ち着かなかってさ、授業中もしゃべってばかりだと担任の先生から注意された。でも２年の後期あたりからかな、ずっと昔の悠人になっていったな」　「まあ、俺は昔の悠人を知らないが、確かにその時期から良くなった。落ち着きが出てきたというか、すべきことをしている自覚めいたもの、自分に対する自信が出てきたような気がする」　「僕さ、あいつが自分の子供やのに凄いなって思うのはさ、自分が勉強ができないことを知っていることなんさ。自分より連太郎君のほうがよくできるって言ってる。だから自分は人より勉強しなければ勝てないってことを分かってる」　「・・・それはあるな、その納得があるからこそ、時間をかけることを嫌がらない」

 

今日から中１の授業だ。

春を感じに来た

津市の雲出の出張所横のテニスコート。

少しだけ緩んでいい？

泰紀（32期生・三重大学工学部１年）の延長戦。

居残った生徒の質問をさばいてくれる。

俺も２階で延長戦・・・

遼太（津３年）の机だ・・・。

 

今しがた生物基礎のプリント・・・日本のバイオームを打ち終える。それから高３の共通テスト対策の準備。高校生の部屋に入ったところに置いておいた。今の状態、かなり授業が詰まっているなかで共通テスト対策の授業をするメリットとデメリットを考えている。解説にかける２時間ほどをどう考えるかだ。分からないところだけを個々から聞いたほうが効率的ではないか・・・。

掃除をしているうちに出てくる出てくる・・・過去１年間、受験が終わったら読もうとしていては兵站のついでに買い込んでおいた本・・・40冊ほどになった。焼酎を水道の水で割り、その中の１冊・・・北方謙三との付き合いも『逃れの街』以来、40年以上。史記武帝記は全7巻、三国志は全13巻、水滸伝は全19巻、楊令伝は全15巻、岳飛伝は全17巻、そして今はチンギス紀の13巻・・・醜女の深情けやねえ。

１時間ほど桃源郷、それからスラムに沈むよ。

昔、津高で数学で学年順位１位を取った奴がいた。しかし奴は数学が嫌いなのだと言った。「だって先生、答が一つしかないじゃないですか・・・人生の様々な問いには答が複数あると思いませんか」　そんなあ奴は北方謙三にはまって、北方謙三の母校の中央大学に進学した。

羨ましい人生だ。