今日の最初の諮問試験は愛(津西3年)
次いで沙都(三重6年制6年)・・・あと2日で始まる。
初めて写真を撮ってくれたのは中2の美紀。
合い間に美紀に数学の一次関数の応用を教える。
そろそろ中学生が姿を見せ始める。
専願試験を受けるのは2人・・・しかし、やり切ったという感慨はない。受かるかもしれないし、落ちるかもしれない。他人事だと言われるかもしれないがそれが実感。いつ何時でも教える覚悟はあり、そのための時間調整もしてきた。しかし当のプレーヤーにそこまでの覚悟がなかった。諮問試験の頻度があまりにお粗末だったのがその証左だ。授業をどれだけしても、そこに出題されている英単語を覚えなかったら効果はない。
その意味で手応えの無い学年だった。まあ、やる気のない生徒にやる気を出させるのが俺の力量だろ?と問われれば、それはそうだが、それならば俺に力量がなかったということだ。その評価は甘んじて受ける。
高校生の部屋で寺岡(三重大学医学部4年)の授業が始まった。
寺岡の授業も同様、今年津高から唯一三重大学以外の国公立大学の医学部に合格した遼大(34期生・金沢大学1年)を指導してきた実績を持つ。生徒の鉛筆の動きにまで気を配る緻密な授業だ。大西君が俺に授けてくれた宝物・・・しかし、その手の動きに見入る視線を苦手をする女の子もいた。そんな類の生徒に媚びる気は俺にはない。
本当に成績を上げたいのか、本当に受かりたいのか・・・生徒の顔を思い出しながら考える。そしてリアルタイムに塾にいる生徒を眺めながら考えている。