朝から高3と併走している。それぞれの生徒の受験教科のコピー、その答案の準備などに振り回される。自己採点の点数表を眺めながらため息をつく・・・毎年のことだが。
ここ最近の疲れが出たのか、夕方近くにスラムに沈む。
起きたら中1が静かに冬休みの宿題をしていた。今日の俺からの課題は英語のプリント1枚だけ。それが終わったら好きな時間に帰らせる。年内に宿題を終えるようにと伝える。
楓乃(津西2年)の成績表の感想戦。数学など、一部の教科で上昇気配。今はそれを褒めるしか手立てはない。依然として英語が志望校の前に立ちはだかっている。
礼意(鈴鹿高専1年)の荒っぽい諮問試験。
ロボコンの決勝で豊田高専に敗れはしたが準優勝。さぞかし高専内は沸き立ってると思えるが、それほどではないらしい。
2階では福嶋先生(松阪双葉塾塾頭)の生物基礎の授業。
俺の「守備範囲を広げる英語」は人気がないねえ・・・
日本の高齢化対策の一環、移民優遇措置に関する英文。それから世界の移民状況に関する北海道大学の英文を1段落だけ読む。続きは来週・・・って、30日・・・授業できるんかな。
明日はクリスマス・イヴ。
クリスマスのイルミネーションなどどこを探しても見当たらず、クリスマスソングも街に流れない、そんな田舎・・・久居に戻ってきて塾を始めた。クリスマスツリーを買いこみ、飾りつけをして塾の前に置いた・・・近所の顰蹙(ひんしゅく)を買った。フルボリュームで新しい塾のベランダからクリスマスソングを夜空に向けて鳴らした。塾生は拍手喝采・・・しかし、苦情の電話が殺到した。
30年前のクリスマスイヴの写真・・・璃久の親父や小林や折笠がいる。
イヴにまつわる記憶を懐かしくまさぐりながら英単語を打ち続けている。今しがた英汰(津3年)の諮問試験を終えた。
いつもと同じ1日が過ぎ、明日のクリスマスイヴもまた受験日までの1日をいつものように過ごすことになる。