朝から実家、それからJA・・・やっと解放されて津の県文へプリウスを走らせる。
今年の情報交換会だが・・・今までとは一転、津東に対するアタリが異常にきつかった。
津高が1クラス減にもかかわらず、津高にしてはそこそこの倍率1.16倍。そして津西も1.2倍ちょっと・・・この展開だと今年も津東に生徒が集まるはずだった。しかし去年まで県屈指の倍率、1.4倍あたりの津東が今年は霧散・・・1.09倍に沈んだ。2月下旬、甚ちゃん(6期生相当・県職員)とも話し、このブログでも書いたが、計算上では80名ほどの受験生が津東を受けずにどこかに消えたのだ。
今日の情報交換会では津東の進路指導に対する苦言がいろんな塾の方から飛び交った。突発性難聴の俺には明確に聞き取れなかったが、名城大学進学で決まっていた生徒に進学指導のほうからセンターを受けるように指示され、さらには三重大学を受けるようにとのかなりの圧迫を受けたとか・・・つまりは本人の意に反して進学指導側の指導に従うようにとの強い指導に対する不満だ。
まあ、ウチの生徒でも数学のセンセになりたい丈一郎(28期生・津東から三重大学教育学部3年)がセンター得点が低かったため、特別支援を受けるようにと、教育指導からかなり強引なプレスがあった。あれは3年前のことだ。
12年ほど前から津東の国公立実績が上がり始めた。それに伴い、英文法などは津や津西よりも早く進むようになった。ちなみに今年はかなり遅いが・・・。丈一郎たちの学年までは、右肩上がりではなかったにしろ徐々に国公立実績を上げてきたのは事実。しかしその反動からかもしれない・・・津東の卒業生たち、現役の大学生たちが津東の先生が高圧的で最低だとの内容をSNS上でアップし拡散、それが現役の中学生たちの間にも広まってきているのではないかとの発言もあった。
かつての津西みたいやな・・・俺は思う。名古屋大学を希望する生徒に、現役で合格することのメリットを懇々と説き三重大学に進学させられた生徒たちが津西にはたくさんいた。生徒の希望よりは実績、着実な国公立実績が欲しかったのだ。津西の理不尽な指導と言えば、ウチの生徒が三重大看護に進学したいと言うと「看護に行きたいのなら津西には入ってくるな」と激怒した先生もいらっしゃる。まあ、今では三重大看護、県立看護を想定したカリキュラム・・・理系コースで数Ⅲは取らなくていいコースを作っている。隔世の感だが。
・・・焦りだろうと思う。12年ほど前の津西は2群崩壊以後、津高に大きく水をあけられていた・・・焦りが進学指導に出たのだ。今の津東も数年前までは我が世の春、12年前の国公立実績は30名以下だったと記憶するがそれ以後上昇、80名前後にまで伸ばしてきた。しかし、この3年間は伸び悩み減少傾向にある。今年の実績もよくなかったと聞いた。・・・焦っているのだ。
ただ、この類の話は私立では昔からあった。三重高特進はその最たるものだ。北海道の公立大学に複数名合格させたが、入学者は0・・・今年にしても七夏(30期生・中京大学心理1年)が中京大学に合格して受験生活を終了してから、沖縄の公立大学、名桜大学を受けるようにと強く説得された。受験会場は大阪、受験料も交通費も本人持ちだ。断るつもりで面談に入ったご両親も結局は説得に屈し、七夏は名桜大学を受けることになる。
実績を上げたいという打算は私立ゆえに仕方がないとも言える。しかし、公立高校が生徒の意思に反してまで国公立大学実績に血眼をあげるのはおかしい。かつての津西、そして今の津東もしかり。進路指導としての意見を述べたうえで、生徒が手を抜きたいからでなく、なにがしかの目的で真摯にその大学を目指すのであれば、そこは生徒の気持ちを尊重してあげてほしい。まずは受験生ファーストだ。