リツゲイ稽古場日誌

劇団立命芸術劇場の稽古場日誌です。日々演劇と向き合う団員たちの思いが垣間見える、かも...?

あくまで個人的な話

2014-11-14 22:11:33 | 2014年度冬公演
こんにちは。2回生の山戸麻紗子です。
今回は情宣、舞監、役者をしております。

準備は着々と進んでおります。ビラ、チケットが到着し、三角立の製作に取り掛かったり、ビラ貼りもスタートしました。
本日スタッフ会議だったのですが、他の部署も順調に動いているようです。


前回公演ではどうしようもなく家族、からスタートする話でしたが、今回はまた少し違った、またまた家族の物語になっています。
そもそも家族ってなんで家族じゃなきゃだめなの……という問いかなあ…


ところで、私には自慢できることが一つだけあって、誤解をかえりみずにいうと
それは、今までしてきたことは全部自分のためにしたことだ、と胸を張って言えることです。
あと、嫌いな言葉は「あなたのために」とか「みんなのために」です。
だって、自分が気持ちよくなるためだけの優しさなんて嫌だわ……

で、そのせいでいろんな人に、というか、私の周りにいる人にはほぼ全員、迷惑をかけることがあります。
だけど驚くべきことに、信じられないほどの優しさをもらうことが度々ありました。私の嫌いな何かして”あげる”というのではなく優しさとしか言いようのない「気持ち」をもらう、というあの体験は多分一生忘れないと思います。

アンパンマンが自分の顔を子供に食べさせてあげるみたいな、そういう優しさの本当にあることを知ってから
この台本に出会えたのはなんか、運命でしょうかと密かに感動しています。

私にはあるはずのない母性を、皆さんに頂いている優しさを、
情熱に変えて、ほんの一瞬だけ全身に身にまとってお目にかかることが、果たして私にできるでしょうか……

ということを、他の人の場回しを見ながらぼーーーっと考えていました。


あんまり語るのはあれだから、止めます。
とにかく素敵な物語です。きっと皆さんにもどこかに自分と重ねあわせて、最後はじんとなるような体験をしてもらえることを願っています。

公演は12月11・12・13日です。
ご来場をお待ちしております。
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