リツゲイ稽古場日誌

劇団立命芸術劇場の稽古場日誌です。日々演劇と向き合う団員たちの思いが垣間見える、かも...?

夢中な日々

2015-11-19 23:42:00 | 2015年度冬公演『俺たちの非日常に告ぐ』
京都の寒さがだんだん身にしみてきて実家の掘りごたつで越冬したい欲望で満たされている1回照明、制作担当の溝上です。

暑がりか?寒がりか?という質問を暑くもなく寒くもない時期にされるとどっちだろうと迷いますが、京都にきてわかりました。私は寒がりです。最近気づきました。京都の寒さと地元の寒さは質が違う。下宿ではどてらにモコモコ靴下そして掘りごたつじゃないこたつで日々しのいでいます。

それはさておき冬公演です。私は1回生なので今回が初めての冬公演なのですが冬公演にはなぜか思い入れがあります。去年の冬はもちろん受験勉強に明け暮れる日々を過ごしていました。そんな私が思い描く大学生活はというと「アカペラサークルか吹奏楽のサークルに入って音楽漬けの生活をしたい」というものでした。その頃の私はというと「二度と演劇なんてするか」レベルで演劇が大嫌いだったのです。ある時、母校の演劇部の大会結果を検索した時に出てきたのがこのサークルでした。最初は、立命館にも演劇サークルがあるんだなと思っただけだったのですが、いろいろ見ていくうちにこの劇団面白そうだなと思い、なんだかんだでその日の内に立命館受かったらこの劇団入ると決意するほど理由はわからないのですが惹かれたのです。その時に入ったら絶対冬公演に参加する事も決めて現在に至ります。

もし誰かに「演劇が好きか?」と聞かれたら自信を持って「好きだ」とはまだ言えません。でも、去年私の気持ちを変えてくれた人たちと一緒に演劇がつくれていることを幸せに思います。そして、私みたいに過去の公演を知ることによってこの劇団に入りたいという人が1人でもいたらそれも幸せです。

夢中で日を過ごしておればわかる日がくる

かつて坂本龍馬が言ったとされる言葉です。なぜ好きなのかはわかりません。でも、演劇を通して私が幸せなことは紛れもない事実です。

今公演は、今年のリツゲイの集大成です。今公演の参加者もリツゲイのみんなもお客様も、そして私もみんな幸せになれるようなお話です。

幸せをつくることができる場所で皆様をお待ちしております。
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鍋。

2015-11-19 01:01:23 | 2015年度冬公演『俺たちの非日常に告ぐ』
鍋が美味しい季節です。
こんばんは、今公演では衣装小道具、情報宣伝として参加しております2回生の霜田です。
今まで頑なにクレジットしていた照明を一時離れ、1回生の夏以来の情報宣伝に返り咲きました。でもすぐに枯れそうです。嘘です。久しぶりすぎて咲いていたものが枯れて種になっていて一周回って発芽段階です。

今回のお仕事ははじめての感覚のものが多いです。
情報宣伝の仕事もそうですが、なんといっても衣装小道具!
いまだかつてこんなに人員にゆとりのある衣装小道具があったでしょうか。いや、ない!
先輩もいらっしゃって後輩もいる。とっても素敵です。というかまた先輩とできることがうれしくて仕方ありません。
去年の秋、はじめての衣装小道具に挑戦した私を鍛えて下さった先輩方……! 再び一緒に出来ることのよろこびと、そこに自分よりも年下の後輩がいるというよろこび。二つが合わさって、とても幸せです。

さて、今公演はタイトルにある通り『非日常』的なおはなしです。でも、これが本当の『日常』であって欲しいなと思ってしまいます。こんな風な楽しみがある『非日常』が『日常』であったなら、とか。きっとそれはそれでしんどくて、『日常』になってしまったが故のつまらなさもあるのでしょうけれど。
私にとってリツゲイはそういう『非日常』です。毎日がこんななら楽しいのに、と思っております。でもいざ毎日がこんなだとぶっ倒れるどころではすまない気もします。難しいところです。
けれど私はこの話を読んだ時に、改めて、やっぱりこのリツゲイで過ごす『非日常』が好きだなと思いました。多分、今回の舞台は、見て下さった方の、見て下さった方がそれぞれ持っている『非日常』への愛しさを湧き上がらせるものだと思います。そうだったらいいなと思いながら私は衣装を集めたり小道具を集めたり情報を散蒔いたりしています。
ですので、ぜひ、ぜひ! お時間がありましたら、足をお運びいただけると幸いです。非日常の中でお待ちしております。
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