「赤の他人のはずなのに、DNAがほぼ一致」という、謎の提示とその答えは興味深い。
だが、我々の実社会と照らし合わせるとこの事件、各所に話の都合が目立つ。
・実際のDNA鑑定で調べるのは、遺伝子情報の部分的な型(パターン)に限られる。
なので、赤の他人でも、パターンが一致する場合は往々に考え得る。
・実際のDNA鑑定にかかる期間は、数週間から1ヶ月以上。
少なくともミステリ世界のようなハイスピードはまだ望めない。
・X遺伝子かY遺伝子かすら分からないほど損傷していながら、
個人特定には全く問題ないという矛盾。
・DNA鑑定の結果通知は、個人情報の問題から封書でなされる。
気軽に電話でというのはあり得ない。
↑
特に、最後のこの行は強く訴えたい。
この部分さえ現実に沿っていたら、(他に問題が起こったとしても)
被害者は死ななかったはずなのだから。
人死にの話を創るために現実を曲げるにしても酷すぎるではと私は思う。
新キャラである安室透については、
『赤白黄色と探偵団』の沖矢や『幽霊ホテルの推理対決』の世良と同じ感想なので割愛。
行を割くのはまた別の機会に。
それでは。また次回。
だが、我々の実社会と照らし合わせるとこの事件、各所に話の都合が目立つ。
・実際のDNA鑑定で調べるのは、遺伝子情報の部分的な型(パターン)に限られる。
なので、赤の他人でも、パターンが一致する場合は往々に考え得る。
・実際のDNA鑑定にかかる期間は、数週間から1ヶ月以上。
少なくともミステリ世界のようなハイスピードはまだ望めない。
・X遺伝子かY遺伝子かすら分からないほど損傷していながら、
個人特定には全く問題ないという矛盾。
・DNA鑑定の結果通知は、個人情報の問題から封書でなされる。
気軽に電話でというのはあり得ない。
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特に、最後のこの行は強く訴えたい。
この部分さえ現実に沿っていたら、(他に問題が起こったとしても)
被害者は死ななかったはずなのだから。
人死にの話を創るために現実を曲げるにしても酷すぎるではと私は思う。
新キャラである安室透については、
『赤白黄色と探偵団』の沖矢や『幽霊ホテルの推理対決』の世良と同じ感想なので割愛。
行を割くのはまた別の機会に。
それでは。また次回。