好事家の世迷言。

調べたがり屋の生存報告。シティーハンターとADV全般の話題が主。※只今、家族の介護問題が発生中です。あしからず。

ベテラン私立探偵、その発端。

2019-12-13 | その他ミステリ

『動く標的』(byロス・マクドナルド)、読了。

1949年作。
「リュウ・アーチャー」シリーズの第1作という事で、
勉強の意味で読み始める。

終わってみれば、『縞模様の霊柩車』の方が好みだった。
『縞模様~』は本格要素も感じられたが、
今作は本当に純粋にアクション寄り。

行方不明になった男性を捜すのが目的なのだが
その人物の人となりがどうにもつかめないまま、
殺人事件(というより明らかな人死に)が次々と発生していく。
タイトル通り、探し求める標的が動き続ける物語。

それで、物語の9割以上読み進めて、やっとその標的と
出会えたと思ったら、最後の最後で間に合わず、
死なれたのが悲しすぎた。

敵に立て続けに襲われても、依頼を遂げようと
捜査を続けるアーチャーの意志の強さは美しいが、
自分には少し相性が合わないかもしれない。

それでは。また次回。


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