リーメンシュナイダーを歩く 

ドイツ後期ゴシックの彫刻家リーメンシュナイダーたちの作品を訪ねて歩いた記録をドイツの友人との交流を交えて書いていく。

364. 福田緑写真展No.3 「リーメンシュナイダーと同時代の作家たち」はあと2日

2024年11月05日 | 日記

▶写真展もあと二日です。



このマリア祭壇「マリア被昇天礼拝」のパネルが今回のメインの一つです。

 

▶毎日たくさんの再会があり、笑顔が弾けます。

 10月26日から今までの8日間で、数え切れないほどの再会がありました。前回2022年のコロナ禍でasacocoの記事を見て来てくださったリーメンシュナイダーのファンの方々とは2年半ぶりの再会となります。中には2019年の練馬にあるギャラリー古藤で開催した写真展でお目にかかり、国分寺「司画廊」にも今回のカフェギャラリー縁にも来てくださった方がいらっしゃいました。3回来てくださった方には次回のご案内も必ずお送りしようと思っていますが、お顔とお名前が一致する方が少なく、お顔は見たことがあるけれどお名前がパッとは出てこない、あるいは名簿に入力した覚えはあるけれどお顔とは一致しないのが申し訳ない思いです。

 同じ市内に住んでいながらなかなか会えない友人と「ようこそいらっしゃいました」なんて初めてお目にかかるような挨拶をしてから「あら~~~、〇〇さん!」なんて笑顔が弾ける再会もあります。まず、マスクでお顔が半分隠れていること。そしてしばらく見ない間に美しい白髪になっている方など。

 そして、写真集の編集では毎日のようにメールでやり取りしていた丸善プラネットの校正担当者だった公文さん、グラフィックデザイナーの石井さんとお目にかかったときは、1~2分「どなただったかな???」と思案したりして、大変失礼いたしました。一旦相手の方の名前と顔が一致すると、今までの思いがドッとあふれてきます。あの節は大変なお仕事を嫌な顔一つせずに成し遂げていただきました。本当にありがとうございました。

 遠くまでお訪ねいただいた皆さまに、心から感謝しています。


▶心に残る愛のエピソード(その1)

 市内に住むある方が「一度お宅に伺って写真集を買わせていただきました」とおっしゃったのですが、心当たりがありません。「私も家にいたでしょうか?」と伺うと「いえ、ご主人がいらして」とのこと。三津夫も「あれ?」と首をかしげています。でも連絡は私にメールでとられていたとか。こんな身近な方でそういう方がいらしたということに驚きました。すっかり失念していて申し訳ないことでした。

 その理由は、銅版画をなさっているお連れ合いがきっと喜びそうだと、お誕生日にそっとプレゼントするために内緒で写真集を購入したかったとのこと。贈られたお連れ合いは、その写真集を大変喜ばれたそうです。そのお連れ合いも既に亡くなられたとのことでした。お嬢さんと二人で来てくださいました。ニュルンベルクのデューラーハウスではあまりにも銅版印刷の現場でのめり込むように見ているお連れ合いに、版画を実演している方が困った様子だったので、彼女が「この人も銅版画をしているんです」とことばを添えたところ、「ではやってみますか?」と印刷させてくださったとか。希有な体験ができたと嬉しそうに話してくださいました。そうしたご夫婦のやり取りを伺って、私の写真集がお二人の結びつきの一つになったことを感謝しつつ、お連れ合いのご冥福を祈っています。

愛のエピソード(その2)はまた次回に。

※このブログに掲載したすべての写真のコピーをお断りします。© 2015-2024  Midori FUKUDA

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