桜の木

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本と秋刀魚と

2021年10月16日 | 感想

読書の秋

しかしながら活字を目で追う事が格段に減ったこの頃

折角の夜の長いこれからの季節に向けて本を読みたいなぁ〜と思う

好きな作家は割と森鴎外「高瀬舟」や「最後の一句」などなど

泉鏡花の「高野聖」や辻仁成の「ミラクル」では読んでいて映像が目に浮かぶ様な不思議な体験をした

児童文学ではあるけれど水上勉の「ブンナよ木から降りてこい」は今でも心に深く残っている

そして子どもの頃から今もずーーっと好きな本といえば

星の王子さまと銀河鉄道の夜

そんな私が高校生の時、夏休み読書感想文に選んだのが

中河与一の「天の夕顔」

何故、この本をチョイスしたのかよく憶えていない ただ現国の授業の際、新卒の男性教師に「とても良く書けている」と褒められことは何故か記憶に残っている

あらすじは新潮社HPより拝借

本当にあの人だけは愛しつづけました──〈わたくし〉が愛した女には、夫がいた。 学生時代、京都の下宿で知り合ったときから、〈わたくし〉の心に人妻へのほのかな恋が芽生え、そして二十余年。 二人は心と心の結び合いだけで、相手への純真な愛を貫いた』

今にして思えば背伸びしたい年頃だったのか‥ 

本当の意味が理解できて感想文を書けたのかと思うと到底そうは思えない 今は勿論その原稿は手元にはないが読み返したらきっと吹き出してしまうだろう

そしてこれから読みたいと思う本は中村天風の「運命を拓く」

もう一つは読み物では無く食べ物 秋の味覚の「秋刀魚の塩焼き」だ

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