お弁当
忙しい毎日ではあるけれど
忙しさに、何とか体が追い付いてくれている事に感謝。
父もほっとして疲れが出たのか、やや風邪気味。
父に於いては、母の事以外にも、寂しさの重なる出来事があり、どれだけ老いた体と心で耐えていたのかと思うと切なくもあり哀しくもあり
その中でさえも、私たちをはじめ、周りを気遣っている姿に、本当に教えられる事が沢山ある。
一年程前だったか、どんな拍子でかは思い出せないが、父の掌に触れる機会があった。
子どもの頃は、とても大きな父で大きな背中で…そしてつい最近までも、そう感じていた。けれど、その掌は、思い込んでいた大きさよりも、小さいものだった。
この手で、姉と私とを守り育ててくれたのかと思うと、何とも言えない気持ちになったのを覚えている。
断捨離だか、最近は書斎の本を、跡を継ぐ者が困るからと、処分をはじめ出した父。
なんだか、支度されている様で嫌だ。
「大丈夫だよ!このままで。折角お母さんに怒られながら、いそいそ集めて来たのだから、そのままにしておこうよ!
このままが良いよ!」と私が言うと
「そうかぁ〜?」と嬉しそう。
「お父さんに任せておきなさい、大丈夫だから。お前は何も心配するな」
事ある毎に、そう言ってくれた
誰にも勝る頼もしい父。
ずっと、それに甘えたままだった。
けれど、
「私に任せておいて!」と言うと、笑いながら
「大丈夫か?じゃ宜しくな!」と。
最近では
「こういう場合、どうしたものだろうか?」と、先ずは相談してくれる。
そして
「お前が、明るく元気で色々やってくれているから助かるよ」
「何と言っても、頼りにしているからな!」と。
今こそ、遅ればせながら恩返しをする時
幾つになっても甘えん坊、でも元祖野生児ノー天気な末娘は、
「がってん承知!」と
父の想いを、ひしひしと感じているのである
ガッチリ支えるよ!お父さん
安心して!私、強いんだから(笑)