今を生きる

少し前までは寒いの暑いの‥‥

忙しいの、そうじゃないのなどと言っていたが

気がついたら残すところ今年も

１ヶ月とちょっと

カレンダーもペラペラだ

過ぎてみれば．オギャーと産まれて

そうこうして‥‥の今

年々時の過ぎる早さを感じる

その現象を「ジャネーの法則」と言うそうだ

人生のある時期に感じる時間の長さは年齢の逆数に比例する

歳を取るにつれて自分の人生における

「1年」の比率が小さくなる為

体感として1年が短く早く感じるそうで

それは日々の生活がマンネリ化し

新鮮味がなくなる事からでもあるらしいが‥‥

それに対して

楽しい時間は、あっという間に過ぎる

それはまた脳の報酬系に関与するドーパミンが

体感時間に影響を与えるからとの事で

楽しい状態では多くのドーパミンが放出され、

体感時間は短く感じ

逆に退屈している時には

ドーパミンの放出は少なく体感時間は長く感じられるそう

楽しい事って人生そればかりなんて有り得なくて

思い返せば辛い時間や苦しい時間も沢山あった

だけど楽しさは、辛さや苦しさを

少なからず上書きしてくれ

生きる希望を与えてくれていた

きっと人の一生って早いのだろう

この年代で、そんな事を言うのは生意気だが

でも

母が他界した時のこと

思い出が次々と走馬灯のように甦り

最後に生身の母の体を愛おしく

縋りつくように撫でながら、

母は、この手で小さな私の手を握り

数え切れない程抱きしめてくれ

いつも優しく髪をとかして

美味しい物も沢山手作りしてくれて

そして見送る時は私の車が見えなくなるまで

一生懸命振ってくれていた、その手

荼毘に付された後の母の姿は

抜け殻のように思え

それまでの事が、一瞬にしてとても遠くに感じた

私もいつか、その日が来る

だからこそ、今を大切に生きたい

大好きな人が一生懸命産み出してくれた命なのだから

たまには、一緒に

朝、上野で父の友人が絵画を出展し招待もいただいたので

一緒に見に行こうと連絡あり

所用があったので上野公園口で待合わせ　

まず東京都美術館の

第50回東京展

絵画鑑賞した後

西洋美術館にモネの「睡蓮」が来ているから

見て行こうと‥‥って当たり前の

「うわっ！」予想通りの凄い行列

待ち時間1時間‥‥以上

モネだし始まったばかりの連休最終日だから仕方ない

来年の2月まで企画展開催してるとの事で潔く諦めた

常設展だけ見て

文化会館でランチした後

「たまには付き合ってよ！」と

父の古本屋巡りに久々にお伴する

馴染みのお店

お腹いっぱいだったので

ボンディのカレーといきたいところだったのだけど

みかんジュース♫で乾杯

久々の古書店めぐり

宝探しの様で私も楽しい

父「今日の古書店まわりは楽しかった」と

しばらく付き合ってなかった

これからは時々一緒に‥‥と思った

ママ友Ｍちゃん

四半世紀の仲良しの友だちとランチ

息子の幼稚園時代からのママ友

その後、通った学校は違っても、ずっと仲良しだ

彼女は女の子のママ

裏表の無い竹を割ったような性格で

悩んだりした時のアドバイスも冷静

ただ単に私の想いに賛同するのではなく

「りこちゃんの気持ちはわかるけど

でもね〜〇〇は〇〇で〇〇だから〇〇と思うよぉ〜」と

公平な見方で意見を言ってくれる

（息子のママ友で特に仲良しの友だちとは

誰それ君のママ〜という呼称ではなく

気が付いたら、いつの間にか下の名前で呼び合っている）

そうやって色々相談にのってくれる彼女だが

私が間違っているとしても、時には

「本当そうだね！

そ〜だよぉ〜

りこちゃんの言う通りだよぉ〜」と完全に何でも良いから１００％味方な言い方をして欲しいと言うと

「でもね、考えてみて？

もし逆の立場ならどう？これは〜こうで〜こ〜なんじゃない？」

なんて言われる

心の中で、確かにそうだし正論だけど

どこか意地が勝ってしまって

「Mちゃん、どっちの味方？」と言ってしまう時もある

でも冷静な考えると彼女のアドバイスは的確

そして後から「確かに‥‥」と感謝する

（夫に相談するとニヤニヤしながら面白そうに　火に油を注ぐ様な事を楽しそうに言うので(￣▽￣)

逆に私がプチって切れてしまう事多々あり(~_~;)

よって相談しない！(￣◇￣;)』）

その夫、朝からお出掛け

なので帰宅時間気にしなくて良いので

2人で場所を3箇所変え、のんびり5時間お喋り

気がつくと、時間はあっという間に過ぎていた

今回はそんな彼女

最近結婚したお嬢さんの、あちらのご両親のことで

「ん？」と思う事多々あるそうで

初めの頃は特に「とても感じの良い人と思っていたが

違和感を感じる言動があってからは

いちいち言い方が気になってしまう」との事

住んでいる場所も広島と遠く

お会いする事も滅多にないそうだが‥‥

「あちらのご両親も、悪気はないのよ！

一度気持ちをリセットしてみて！

思考が負のループに入ってしまって抜け出せなくなり、気不味くなっちゃうよ

そう会う訳でもないのだし、そんなタイプの人なんだと思っちゃえば楽だよ」とアドバイス

りこちゃんは、いつも客観的にものを見て冷静なアドバイスをしてくれるから

心から感謝してるよ〜と言ってくれた

私もそんな感じだったのかと今更ながら

でもそう言われると嬉しい気持ち

いやいや〜Ｍちゃん、お互い様よ❤️

本当だね‥‥

早く起きた朝

日曜朝イチから長年見ている番組

視聴者の投稿

松居直美さんが読んだ葉書に

「大学入学を期に一人暮らしを始めた息子さんが

実家に帰省した際、息子が穴の空いているパンツを普通に履いていることを知り、

穴の開いたパンツを履くことは

恥ずかしい事だと教えたい‥」との事

その息子さん、家計簿もきちんとつけているそうだ

何だか朝から泣けてしまった

健気で愛おしく思ってしまう

この手の話に最近私はめっぽう弱い

まだ学生かな？みたいな子が

スーパーで食材の買い物をしている姿を見ても

何か‥‥うるっ(ノ_＜)

一生懸命自分の事を自分でやって生きているんだ！と思うと心から応援したくなる

息子の一人暮らし始めたばかりの頃を思い出した

たまたま用事があり息子の家に行った時

穴の空いたソックスが干してあって

「こんなの捨てて！」と言うと

「休みの日、家の中なら大丈夫だし、その後に掃除する時に使うから」って

え(￣◇￣;)そんな‥‥

不自由な思いをさせてなかったし

小さい頃から身だしなみには、気を使わせていたつもりだったし

お給料もそれなりにある様だし

お金に困っている様子はないのに

その子がこんな風に考えるとは‥‥

冷蔵庫の中をみれば、食材を冷凍しパッキンしてある

「無駄がない様にしてるんだ？」と聞くと

「だって勿体無いし、それに

昔、おばあちゃんから、お米一粒もお百姓さんが一生懸命手間暇かけて作ってくれた物だから無駄にしちゃいけないって言ってたし」って

確かにそう！

特に今、お米がない！

どこのスーパーも新米もすぐ消えて

探し回っての現在、

こうなって初めてわかる、お米の大切さ

そしてトドメは

息子の家の近所のスーパーに

以前一緒に行った時

恥ずかしながら私、奥から商品を引っ張り出すと

「お母さん、今日明日に使うのだし、手前取りしよう！」と言われ

手前の物を取り直した

親として恥ずかしく(//∇//)

それからいつも、と言うか‥なるべく

商品を手前取りするようにしている

子どもから教わる事

当たり前の事をやっていなかった自分に

恥ずかしく情けなく

朝の番組のハガキの息子さんと

一人暮らし始めたばかりの頃の息子と、

オーバーラップして

温かいものが込み上げてきた

父の青春

実家の父は、そんな耳が遠くなった？

な感じは私は全くしなかったのだが

小さな声だと聞き逃してしまう事が

多々あったらしく

そんなこんなで思い切っての

補聴器デビュー〜♫

昔の補聴器は患者さんで目にしたことはあったけど

今の凄い進化に驚いた

前からみても着けているとわからず

後ろからもメガネを掛けると

耳掛けと重なって補聴器してることが

全くわからない超小型

その人にあったオーダーメイドの補聴器らしく

型をとってくれて自分だけに合う補聴器を作ってくれるそう

また買った専門店に調整や確認に行くと

気持ち良い耳掃除までしてくれるそうだ

スマホにおいては、Bluetoothと連動して

補聴器を通して聴こえる？みたいで

なんだか私にはよく分からないのだが‥‥

歳を重ねたら

眼内レンズに

インプラントと

補聴器？

これこそ高齢者の3種の神器

勿論、どれもお世話にならないお年を召した方も

勿論いらっしゃるのだろうが

「僕が家族の中で目も歯も耳も1番良い！」と実家の皆の前で豪語している

そして益々楽しそう

眼内レンズを入れて

インプラント入れて

新しく補聴器着けて‥が加わり

父は3種の神器携えて

第２ならぬ第３？第４？の青春を

益々謳歌しているようだ