先日、実家のお仏壇の引き出しに
私の母子手帳があったのを見つけた
出産までの母の体調や
出産時の事、新生児である私の身長体重
その後の経過‥‥
私の知らない私のこと
私は帝王切開で息子を出産
夜間の緊急手術だったので、その大変さは知っているが
普通分娩の痛みは実際に体験していないので知らない
学生の時、患者さんの出産に立ち会わせていただいた分娩見学実習
緊張と感動で世界観が変わった
でも、それとは違う医学的なことではなく
「痛かった??」の事
子どもの頃、学校での予防接種で
終わった子に
「痛かった?」と聞いて
「すんげぇ〜痛かった」や
「全然痛くないよ〜」の確認の巨大化した感じと同じ感覚
大変な不安にかられ
「赤ちゃんに会うのが楽しみ〜」は勿論だけど
その前に通らなくちゃならない道
赤ちゃんだって大変
母親もお母さんになる為の大仕事
お産が近づくにつれ正直、「どの位痛いのだろう?」と不安が先立っていたと思う
痛みにめっぽう弱く、患者さんに針を刺すのは平気なくせに
自分が針を刺される時は‥‥
そんな私が既に赤ちゃんを産んだ友だちの体験談を聞き周り
ほとんどの友人は安心する様に話してくれたが
その中でただ1人
「お腹を刺されてそのまま壁を突き破る感じだった〜と」言う今でも忘れられないオカルトのお産体験談
母や年上の友人は、ちょっと便秘して大変な時の辛かった感じを少し強くした感じ‥‥と私を不安にさせない為に言ってくれた『するっとお産』
それらの話が一瞬にして、どっか〜んと吹き飛んだ
何はともあれ私も十月十日母のお腹で育ち
この世に登場今に至る
先日は母の日
こうして繋がっていくのだなぁと
母子手帳を見て感慨一入
母子手帳から、なんだか色々脱線してしまったが
あの頃に思いを馳せた