飛耳長目 「一灯照隅」「行雲流水」「万里一空」「雲外蒼天」

「一隅を照らすもので 私はありたい」
「雲が行くが如く、水が流れる如く」

相手の状況に応じ使い分ける言葉

2023年06月21日 07時45分06秒 | 学級経営
学級の中で生活していると様々なトラブルが起きる。
トラブルが起きることは当然のことで不思議ではない。
しかし、問題はそのトラブルが大きなことに発展したり、解決できないで放置されていることだ。
あと、トラブルを未然に防ぐという考えも大切。
ささいなことだけど大切なことは教室ではたくさんある。
そのことをきちんと担任は指導してるかどうか。
ベテランの教師は当たり前にようにそのことを指導しているかトラブルは起きにくく、経験の浅い教師はただたんに、後手に周りもぐらたたきのように起きた事象に対して注意する。
予防的措置、危険予知の対応をしていないことが多い。

職員室の中でそう頻繁にはトラブルやいざこざは起きない。
それはなぜか。
大人集団だから。
経験からこうすれば問題は起きないということ知っていて、危険回避しているから。
なにげなく使っていう言葉にも様々な配慮がされているから職員室では人間関係がうまくいっている。
そのことを子どもたちにも指導した方がよい。

国語の学習で敬語を学ぶ。
この敬語も人間関係を円滑にするには大事なことだ。
子どもたちにも指導する。
「敬語は年上の人に対するパスポートだよ。」
パスポートを持っていなければ他国にはいけない。
入れてもらえない。
それと同じように、敬語が使えないようでは大人社会には入れてもらえないし、相手にもされない。
それは人間として成長できないということでもある。

大人は基本敬語をつかうことができる。
だから、相手に嫌な思いをさせることは少ない。
喧嘩やトラブルも少ない。
しかし、教室は同年齢集団で敬語を使うことはない。
強いて言えば、教師に対しては敬語を使う。
子供のタメ口を指導しない教師がいるがそれは子供の未来に対する可能性をつんでいるのと同じだ。
敬語は重要なのだ。
ふだんから息をするように使えなければ、意味はない。

では、子どもたちに指導すべき言葉はなにか。
それは相手の状況に気を気を配って言葉を選ぶということ。
例えば、忙しそうにいしている相手に話しかけるときや頼み事をするときなど。
次のような前置きを言葉を使う言い方を工夫すること。

◯忙しそうに何かを作っているとき
・今、話していい。
◯消しゴムをかりるとき
・悪いけど、消しゴム貸してくれる
◯狭い道を通るとき
・ちょっと通るよ
・ちょっとごめんね

◯子どもたちに自然とつかえるようになって欲しい言葉
・ちょっと、いい
・(忙しいときに)悪いけど
・すみませんが…
・申し訳ありませんが…
・〜してもらえませんか
・〜してもらいたいのですが…
・お願いしたいんだけど
・今、話す時間ある?


こういう言葉遣いができるようになれば学級内の不要なトラブルも減っていく。
しかし、はじめは意識しないと使えないとことも伝える。

saitani

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする