飛耳長目 「一灯照隅」「行雲流水」「万里一空」「雲外蒼天」

「一隅を照らすもので 私はありたい」
「雲が行くが如く、水が流れる如く」

6年生 道徳科 手品師

2024年01月12日 10時54分53秒 | 道徳科
6年生道徳科「手品師」

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(1) 登場人物 手品師 男の子 仲の良い友人
(2) 場所・時期  〇大劇場に立てることを夢見る手品師
          〇男の子に手品をみせ、また明日もくることを約束する
          〇友人からの大劇場に立てる誘い
          〇誘いをことわり男の子に手品をみせる

3 展開
 
〇手品師は、何を迷っていますか。
・男の子との約束を守って明日手品をみせるか、友人からのチャンスを生かして大劇場に立つか

〇手品師は最終的には「男の子との約束を守る」という選択をします。
 これに賛成ですか、反対ですか?

■賛成
・約束を守っているから
・どんなことがあっても約束を守ることが最優先

■反対
・考えが浅すぎる
・本当に男の子を喜ばせるのは手品をみせることではなく、手品師のステージの姿を見せること
・両方のことを問題なく実行できる方法がありながら、二者択一的な思考しか出来ないのは愚かなことだから
・ものごとの本質は100か0かでななくで、その間にある最善策をさぐること

〇手品師は、大劇場に立つか、男の子のとの約束を守るかを迷っていました。
 どちらかの方法を選択するのではなく。もっと他に、よい方法はありませんか。
 おもいつくだけノートに書きなさい。

・待ち合わせの場所に張り紙をして、今日はこれないけれど明日必ずくるのでごめんねと伝える
・大劇場の住所を書いておき、子どもが自力でこられるのは入場券をわたし、ステージの姿をみてもらう
・だいか別の友人に頼んで男の子に伝言して、できれば一緒にきてもらう

〇自分の長年の夢だった大劇場に立つということを捨てて、男の子との約束を守って手品をみせて、夢をあきらめたことを知った男の子は喜ぶと思いますか。
 喜ぶという人は〇、いや喜ばないと思う人は×とノートに書きます。
 その理由も書きましょう。

■喜ぶ
・自分の約束を守ってくれたから
・手品を見られたから

■喜ばない
・自分の約束のせいで夢を諦めたから
・自分との約束はささいなことで、大劇場のチャンスはもうこないかもしれなから
・自分は次にいくらでも手品をみせてもらえるから
・誰かの犠牲の上になりたった自分の幸せを喜ぶ人はいない

〇こんな考え方があります。
「Win-Win」
自分も相手も、お互いが満足できる結果を目指そうとする考え方です。

自分か相手、どちらが喜んだり、利益を得たりする考えである「二者択一」の考え方は誠実な行動と言えるでしょうか。
Lose ―Winの考え方は自分を犠牲にして相手に利益をゆずるとする行動です。
これでは一時的に相手を喜ばすことはできても、長期的に良い人間関係を築くことはできません。
私たちは往々にして、「二者択一」で物事を考えがちです。
しかし、Winを得るためにはどちらかの犠牲が必要だと考えている限り、Win-Winの人間関係を構築することはできません。
Win-Winの本質は、どちらかが犠牲になってWinを得るというのではなく、「全員が満足できる方法がある」という考え方にあります。
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