飛耳長目 「一灯照隅」「行雲流水」

「一隅を照らすもので 私はありたい」
「雲が行くが如く、水が流れる如く」

5年生 道徳科 8「みんなの劇」

2024年06月05日 10時07分24秒 | 道徳科
5年生 道徳科 8「みんなの劇」

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2 設定について確認する。
①登場人物  ぼく  青山さん  石井さん
②場所    教室
③時期    学習発表会の準備・練習・当日

2 展開
(1)発問 5年3組は学習発表会で劇をやりました。
      劇は成功したと言えますか。
      また、そう考えた理由は何ですか。
      【成功した】・みんなで頑張ったから
           ・お客さんから大きな拍手をもらったから
           ・みんな満足そうな表情をうかべていたから
           ・最高の舞台をつくることを誓い合ったから
           ・青山さんの演技も上手になったから
           ・三人で練習を続けることができたから
           ・よいものを作ろうという意識レベルがそろっているから

(2)発問 5年3組がどういう状態になったとき劇は成功したといえますか。
      ・みんなが成長できたとき
      ・仲間はずれやいやな思いをする人がいないとき
      ・全員が全力を出し切ったとき
      ・ひとりひとりが自分の仕事に満足したとき
      ・互いに高まるようなアドバイスを言い合える関係になったとき
   ※クラスの成長とは他者評価(拍手)ではなく、自己評価(学級の団結力・協力・優しさ)が高くなったときであることを押さえる。

(3)発問 5年3組の成長のためには、石井さんの言葉は正しかったと考えますか。
      また、そう考えた理由をノートに書きましょう。
【正しい】  ・よりよい劇をつくるためにはアドバイスは必要だから
       ・相手のことを思っての言葉だからただしい
       ・よい劇をつくるためには厳しい意見も必要だから
       ・きびしい言い方をしているがそのあと一緒になって演技の練習をしている
       ・アドバイスもけなしているだけでなくとても適切に言っている
       ・石井さんに悪意がなかったことはその後の行動でわかる

【正しくない】・言っていることは正しくないがタイミングが悪い
       ・みんなの前で恥をかかせるような言い方はまずい
       ・言い方がキツすぎる
       ・青山さんは自分でも演技がうまくないことは知っているのだから言う必要はない
       ・一生懸命やっているのだから言っても仕方ない
 ※この発問を中心に討論を行う。
  全員が立場と理由を明確にして討論にのぞむ。
     
(4)発問 5年3組の仲間の素晴らしいところはどこですか。
 ①みんなで協力して劇をつくろうとしている
 ②青山さんのように友だちのアドバイスを素直に受け入れている
 ③主役や出番がなくても裏方の仕事を責任をもってやっている
 ④一人一人が自覚と責任をもってひとつのことをやりとげようとしている
 ⑤ぼくのように自分のできるだけ協力しようという気持ちがある
 ⑥よいところは積極的にほめている
 ⑦劇はひとりではなく、みんなで作り上げるものだという共同体意識がある
 ⑧みんなで最高の五年三組しようよと一致団結している
 ⑨喜びを分かち合う気持ちをもっている

(5)発問 たくさん5年3組のすばらしいところを発見できました。
      この中で私たちの学級でも大切にしていきたいなと思うことを一つ選んで、その理由をノートに書きましょう。

 ②私たちの学級も互いにアドバイスを言い合い、素直さをもって成長していける学級になりたいから。
 ③どんな仕事を任されても、みんなのために頑張れる自分になりたいから。
 ④私の学級にもいろんな仕事があるけどどの仕事にも意味があるのでいい加減にしないようにしたいから。
 ⑤困っている人がいたら助けられるような学級になりたいから。

saitani
 
 

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