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お菓子を食べすぎると、うつのリスクが高まる可能性

2022-01-27 13:30:00 | 日記
下記の記事は日経ウーマン様のホームページからお借りして紹介します。(コピー)です。

今回は、食事が、心や脳に影響しているとする2つの研究を紹介する。「魚の摂取が脳の病気を防ぐ」「お菓子を食べすぎると、うつのリスクが高まる可能性 」という2つの研究だ。
将来のために魚を食べよう! 魚の摂取が脳の病気を防ぐ
魚の摂取量が多いほど、脳卒中などの脳血管疾患のリスクが低いことが、高齢者を対象としたフランスの研究で明らかになった。75歳未満でその関連性が強かったことから、脳血管疾患が現れる前こそ、魚の摂取は脳の健康に効果があることを示していると著者らは言っている。
脳の健康のためにも魚を食べるといいようだ
フランス中東部のディジョンに住む65歳以上で、認知症や脳卒中の既往、心血管疾患による入院歴のない1623人の男女(平均72.3歳)を対象に行われた。試験開始時に、食事調査票を使って、魚の摂取頻度を尋ね、「全く食べない、または週に1回未満(以下、週1回未満)」「週に1回」「週に2~3回」「週に4回以上」の4つに分類した。すると、魚の摂取頻度は平均で週に1.9回で、週に2~3回が最も多く、47%を占めた。
また脳の健康状態を確認するため、80歳未満の人に、核磁気共鳴画像(MRI)検査を行った。脳卒中、認知機能低下、認知症のリスクを予測するマーカーとして、大脳白質病変、症状のない隠れ脳梗塞、脳と血管の間の隙間(血管周囲腔)の拡大の程度を調べ、これらを組み合わせて重症度を3段階に分類した。
解析の結果、魚の摂取頻度が高いほど、脳血管疾患のリスクは低くなった。魚の摂取が「週1回未満」の群に比べて、「週に2~3回」および「週に4回以上」の群は、どちらも脳血管疾患のリスクと統計学的に有意に負の相関が認められた。
また年齢による違いもあった。魚の摂取との関連性は65~69歳(580人)で最も強く、続いて70~74歳(569人)で見られ、75歳以上(474人)では有意な関連性はなかった。このため75歳未満では、週2回以上の魚の摂取で脳血管疾患のリスクは低くなるとしている。
魚に多く含まれるn-3多価不飽和脂肪酸(エイコサペンタエン酸、ドコサペンタエン酸、ドコサヘキサエン酸)は、動脈硬化や血圧の上昇を防ぐことが知られている。また魚に含まれるビタミンDは血管保護や血圧の調節に、セレンはLDL-コレステロールの代謝に関連し、これらは抗炎症作用もあるといわれている。
お菓子を食べすぎると抑うつ症状の危険性が高まる
ケーキやクッキーなどの菓子類の摂取量が多い人ほど、うつになる危険性が高いことが、日本人労働者を対象に3年間の追跡調査で明らかになった。
おいしいお菓子は幸せな気分に。でも食べすぎは…
調査は国立国際医療研究センターが実施している職域多施設研究(J-ECOHスタディ)の一貫として行われた。
対象は千葉県と神奈川県にある事業所(製造業)に勤務し、調査開始時に抑うつ症状がなかった従業員。食生活に関する自己記入の質問票を使って、食品の摂取頻度を尋ね、ケーキ、クッキー、ビスケット、米菓子、アイスクリームなどの菓子類の摂取量を算出した。調査開始から3年間に新たに発症した抑うつ症状との関連性を調べた。
解析対象は男女911人(男性812人、女性99人、年齢19~68歳)。抑うつ症状の評価尺度(CES-Dスケール)で、16点以上の場合に抑うつ症状ありと評価した。3年間で新たに抑うつ症状ありと評価されたのは153人(16.8%)だった。
菓子類の摂取量は、総エネルギー摂取量1000 kcal(4184kJ)あたりで計算された。菓子類の摂取量で3群に分けたところ、摂取量が最も少なかった群の平均は5.5g、中間の群が15.1g、最も多かった群は35.3gだった。
年齢や勤務地、残業、睡眠時間など、抑うつ症状に影響する因子で統計学的に調整した結果、菓子摂取量が最も多かった群は、最も少なかった群に比べて、抑うつ症状の危険性は1.78倍と高く、中間の摂取量の群は0.89倍だった。さらに葉酸やビタミンB6、ビタミンB12、清涼飲料水などの食事因子も含めて調整しても、菓子摂取量が最も多かった群の危険性は1.72倍だった。
そのメカニズムは明らかでないが、糖質の多い食事は神経細胞の生存や成長、分化に重要な役割を果たす成長因子を減少させること、砂糖の摂取量が多いと、腸内細菌叢のバランスが炎症活性を増加させるほうに傾くことが考えられるという。
菓子類の摂取と抑うつ症状との関連性は海外でも報告されている。スペインの報告では、マフィンやドーナツ、クロワッサンなどの市販の焼菓子が、自己申告をもとに医師が診断したうつ病と関連していた。イタリアの報告でも、ビスケットやケーキ、パイ、ペストリー、プリン、アイスクリーム、チョコレート、ジャム、蜂蜜などの甘い食品の総摂取量が、抑うつ症状の危険性と関連していた。
(データ:Br J Nutr.(2021) Aug 12;1-6)
文/八倉巻尚子 写真/PIXTA


オミクロン株感染に備えよ!自宅療養に「これだけは必要なもの」

2022-01-27 12:00:00 | 日記
下記の記事はダイアモンドオンライン様のホームページからお借りして紹介します。(コピー)です。

オミクロン株での感染者が急増しています。誰がいつ感染してもおかしくない状況です。そこで、感染していない今のうちに、準備しておくべきものをリストにしました。さらに、もし同居する誰かが感染したらどうしたらいいのでしょうか。感染症専門家の岡田晴恵氏が上梓した『新型コロナ自宅療養完全マニュアル』(実業之日本社)の一部を抜粋・編集し、オミクロン株の状況に合わせて内容を更新して、今備えるべき知識を伝えます。(白鴎大学教育学部教授 岡田晴恵)
岡田晴恵氏
オミクロン株への対策は?自宅療養に必要な準備
オミクロン株は主に鼻や喉、気管支などで増えやすく、軽症化の傾向がみられ、肺炎などの重症化率は下がっているとされています。一方、上気道で増えやすいため、ウイルスを外に出しやすく、ウイルス増殖が速いため感染力は強くなっています。潜伏期間も約3日と短くなっています。


現時点の感染者の多くが若い人のため、若年層を中心としたデータのために重症化率が低いという可能性が残りますので、このデータをもってして高齢者の症状、重症化リスク等についての楽観視はできません。今後、感染者数が増大すれば、高齢者や基礎疾患をもつ人にも感染が及び、重症化する人が増えてくる可能性もあります。
また、米国では1月に17歳までの新規入院患者数が前週から倍増し、過去最高となっています。これまで子どもに関しては新型コロナの重症化リスクは低いとされていましたが、オミクロン株では違うかもしれません。後遺症についても、オミクロン株ではまだデータがなく不明なのです。
2回ワクチン接種した人や、これまで新型コロナに感染して回復した人でも感染していますから(ワクチンは重症化を阻止する効果はあるとみられています)、まずは「軽度」と楽観視せずに感染予防をすることが必要です。
今後、2月にかけて感染者数が増多し、その多くの方が自宅で療養するということになると考えられます。今回は、2020年に発行した拙著『新型コロナ自宅療養完全マニュアル』(実業之日本社)の一部を抜粋し、オミクロン株の状況に合わせて内容を更新して、今必要な自宅療養の準備と実際の療養方法を具体的事例で解説します。
看病をする際には服装にも注意が必要!
家族が感染してしまったら、緊急入院以外は自宅で安静にして療養することになります。
ひとり暮らしの場合は自分で行うことになりますが、家族と同居している場合には、他の家族に看病してもらうことになります。家庭内感染を防ぐためにも、看病をする人は感染に気を付けた服装をする必要があります。
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新型コロナウイルス感染症は、接触感染・飛沫感染・エアロゾル感染で感染すると考えられているので、それぞれに対応した準備をします。
まずは、接触感染を防ぐための手袋をはめます。これはビニール製のもので、使い捨てできるタイプがいいでしょう。続いて、飛沫・エアロゾル感染を防ぐために、マスク・ゴーグルを着用し、ビニールのカッパのような全身を覆うようなものを着ます。ゴーグルはメガネで代用も。部屋での看病後にも、接触した手袋やビニールのカッパ、ゴーグルなどの取り扱いには注意。マスクや手袋はきちんと処理し、ゴーグルやビニールのカッパは消毒、または洗浄して、手は必ず洗いましょう。もしカッパがなければビニール袋を切って使用し、その後捨てましょう。


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自宅療養で必要なものリスト
もし感染してしまったら、買い物に出ることはできません。ここでは、自宅療養をしなければならない場合に、どのようなものが必要になるのかについて考えます。
まず、食料品です。食欲がなくても食べられて、必要なカロリーが摂取できるものが必要です。レトルトのスープやおかゆ、ゼリー飲料、チョコレートなどもあったらよいでしょう。スポーツ飲料も必要です。また、少し食欲が回復したときのために、インスタント食品や缶詰なども用意します。
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次に、二次感染防止のためのマスクやゴーグル、ビニール袋。また、軽症で自宅療養するには、体温計はもちろん症状の重症度を分ける酸素飽和度を測る、パルスオキシメーターをできれば用意しておいた方がよいでしょう。


その他は、普段使用している風邪薬、1日に1人最低2リットルを推定した飲料水、ティッシュペーパー、トイレットペーパーなどが必要です。普段より消費量が多いことも考えておきましょう。また、地震対策の延長としても用意しておくと便利です。


佳子さまが『歌会始』で詠まれた「恋の和歌」、小室眞子さんと同じく“意味深”な花言葉が

2022-01-27 11:00:00 | 日記
下記の記事は週間女性プライム様のホームページからお借りして紹介します。(コピー)です。

佳子さま('21年12月・半蔵門)
【独自写真多数】佳子さまが発表会で“へそ出し”お忍びダンス、イギリス留学時に日用品店でお買い物ほか
《窓開くれば金木犀の風が入り甘き香りに心がはづむ》
1月18日、皇居・宮殿で新年行事の『歌会始の儀』が開かれ、秋篠宮家の次女・佳子さまが詠まれた和歌も公になった。昨年は新型コロナの影響で3月まで開催延期となったが、今年は例年同様の時期に開かれることに。
和歌は皇族方の心情が表れる
「昨年3月のときと同じように感染防止対策を徹底して行われ、全国と海外から寄せられた1万4000首の一般公募の中から入選した10人と、天皇陛下や皇族方の和歌が披露されました。
今年のお題は『窓』。陛下は昨年に引き続き、新型コロナの感染拡大の収束を願うお気持ち、皇后さまは昨年9月に赤坂御所から吹上御所に引っ越された際に感じた、上皇ご夫妻への感謝のお気持ちを詠まれていました」(皇室担当記者)

昨年12月に成年となられた天皇家の長女・愛子さまに関しては、初めての『歌会始』でどんな歌を詠まれるかに注目が集まっていた。
《英国の学び舎に立つ時迎へ開かれそむる世界への窓》
「愛子さまは『学習院女子高等科』の2年生だったときの夏休み、約3週間にわたってイギリスに短期留学を経験されました。初めて外国の学校をご訪問になり、歴史の重みを感じさせる立派な建物を目の前にされた際の心情や、イギリス滞在への期待に心弾ませるお気持ちを和歌に込められたそうです」(同・皇室担当記者)
一方、佳子さまの和歌について、ある宮内庁関係者が次のように解説する。
「秋のある日にお部屋の窓を開けた佳子さまは、金木犀(きんもくせい)の香りが風に乗って漂ってきた際、甘い香りにふれてうれしいお気持ちになったことを詠まれています。情景が綺麗に思い浮かぶ素晴らしい歌ですが、一方で『金木犀』という言葉に注目することもできます。何か意図が込められている可能性がある。
というのも、基本的に皇室の方々のお気持ちが表されるのは、記者会見や節目ごとに出される文書、公務でのスピーチなどに限られます。しかも、私的な事柄や内面に触れられる機会は少ないため、新年の和歌は皇族方の心情を推し量る、とても貴重な機会なのです」


そして今回、佳子さまが詠まれた和歌の中にある『金木犀』の花言葉は「謙虚」や「気高さ」という意味がある。
眞子さんが30歳をお迎えになるあたり公開された宮内庁提供写真('21年10月6日・赤坂御用地)。和歌で詠まれた『烏瓜』をお手に
【独自写真多数】佳子さまが発表会で“へそ出し”お忍びダンス、イギリス留学時に日用品店でお買い物ほか
「ジンチョウゲ、クチナシと並ぶ“三香木”のひとつで、芳香剤としてもお馴染みの強い香りを持つことが特徴です。その香りとは対照的に、花自体は小さくて控えめである様子が“謙虚”の所以です。
さらに、金木犀は雨が降ると一気に散ってしまいます。強い香りを持っているのに、惜しむことなく潔く散る様子が“気高さ”を感じさせるため、花言葉になったそうですよ。中国では幸福や吉兆の象徴とされており、地位の高い女性が香料などに使っていたとされ、これも“気高い人”の由来だとも聞きました」(前出・皇室担当記者)
気高さを兼ね備えた女性皇族として、皇室の活動を支えられる佳子さまにはぴったりな花言葉といえよう。
一方で、金木犀とはモクセイ科の植物で、元々は『銀木犀(ぎんもくせい)』の変種だと言われている。実は、真っ白で美しい花をつける銀木犀の花言葉には、佳子さまの“決意”がにじんでいるような意味合いがあるという。
「将来的には結婚したい」
「銀木犀の主たる花言葉は“初恋”。ほかにも“高潔”や“唯一の恋”、“あなたの気を引く”といった意味があります。金木犀にも初恋という花言葉は含まれていますが、変種ということもあり、元々の種である銀木犀のほうが“恋”に関する花言葉が多いそうです。
ただ、金木犀にしろ銀木犀にしろ、強い香りで人を惹きつけるというのが特徴で、中国では古くからデートの前に銀木犀のお酒を飲んで甘い香りを漂わせてデートに出かけるという習慣があったことから、恋愛に関する花言葉が多い植物なのです。
眞子さんが昨年無事に結婚され、佳子さまは“今度は自分の番”と、ご自身の恋愛や結婚に関して真剣にお考えになっているお気持ちだということを、和歌に込められたのかもしれませんね」(同・前)

昨年末に27歳となられた佳子さま。眞子さんは25歳のときに婚約が内定したことを考えれば、いつ結婚されてもおかしくない。実際、これまでも佳子さまの恋愛や結婚に関連する事柄はいくつか報じられている。
'17年9月から約9か月、英国のリーズ大学に留学された佳子さま。ご関心の深いパフォーマンスや文化などを学ぶとともに外国ならではの開放的な学生生活をご体験された。留学先では同じ日本人留学生の男性と密談を……
【独自写真多数】佳子さまが発表会で“へそ出し”お忍びダンス、イギリス留学時に日用品店でお買い物ほか
「学生時代のグループ交際や都内にある理系大学出身の男性、大手企業の御曹司やイギリス留学時代に交流を深めた日本人などが報じられています。どなたが本命なのかは分かりませんが、佳子さまは以前から“眞子さんの結婚待ち”だと言われていました。成年会見でも“将来的にはしたい”と述べられていますしね。
また、眞子さんが小室圭さんを選んだように、佳子さまもご自分で結婚相手をお決めになると思います。眞子さんが結婚問題で逆風にさらされていたとき、佳子さまは大学卒業に際して出された文書で“姉の一個人としての希望がかなう形になってほしい”と、あえて応援するような文言を綴られました。ご自身も一個人として“自由意志で将来をお決めになりたい”というスタンスをお持ちなのだと思います」(秋篠宮家関係者)

以前よりも格段に、国民からの注目が集まっている佳子さま。今回の和歌に、どのような将来や希望を込められたのだろうか。

運動にはがん予防効果がある 1日15分でもコツコツと続ける

2022-01-27 08:30:00 | 日記
下記の記事は日刊ゲンダイヘルスケアデジタル様のホームページからお借りして紹介します。(コピー)です。

 肝炎や肝臓がんのリハビリに体操を。そんな取り組みを続けているのが久留米大の研究チームです。タオルを使った運動やスクワットなど15分ほどでできる内容で、週1回患者を集めて行っているそうです。

 筋肉は第2の肝臓といわれ、肝臓がんの人のうち筋肉がある患者と衰えた患者を比べると、ある患者の方が長く生きることが分かっています。チームはそこに着目し、「肝炎体操」と名づけた体操を取り入れているそうです。

 久留米大の取り組みは肝炎や肝臓がんなど病気を発症している人が対象ですが、病気になっていない人もぜひ運動を生活に取り入れてほしい。細切れの運動でもよく、最近発表された台湾での研究によると、毎日15分の運動でも、がんや心筋梗塞などの予防になり、死亡数が14%低下し、平均余命が3年延びることが分かりました。

 がんを心配する方は、食事を気にします。欧米の高脂肪食は大腸がんのリスクで、逆に野菜や果物などに含まれる食物繊維やビタミン類はがんの抑制にかかわっていますが、食べれば食べるほどがんが減るわけではありません。つまり、月並みですが、食事はバランスが大事です。
その点でいうと、運動はやればやるほど、がん予防につながります。1日15分より、1時間の方が、週に1回より、毎日の方が効果的です。私も毎朝、仕事の前にジムで汗を流しています。特に男性では、大腸がんや肝臓がん、すい臓がんは、活動量が増えるほど発症リスクが低い。

WHO(世界保健機関)や米国のガイドラインで、1日30分、週5日以上の運動が推奨されるのは、運動が健康維持のカギであることにほかなりません。「健康日本21」が勧める1日30分以上、週2回以上は、国際的にみるとかなり控えめ。もっと積極的に運動してほしいと思います。

運動がなぜがんを予防するのか、詳しいメカニズムは解明されていませんが、スウェーデンの研究結果が興味深い。手術で肥満を改善した糖尿病患者と重度の肥満と糖尿病がある患者に分けて、21年間(中央値)追跡。すると、肥満を改善すると、がんの発症リスクが37%低下。さらに肥満と血糖コントロールの両方を改善すると、がんの発症が60%減少することが分かりました。

運動も、肥満と糖尿病の改善に貢献するので、この研究結果は注目でしょう。ただし、激しい運動は活性酸素を増加させるため、逆効果に。ウオーキングなど適度な運動を毎日続けることを心掛けてください。
中川恵一
東大医学部附属病院放射線科准教授
1960年生まれ。東大医学部医学科卒業。同院緩和ケア診療部長を兼務。すべてのがんの診断と治療に精通するエキスパート。がん対策推進協議会委員も務めるほか、子供向けのがん教育にも力を入れる。


「老後不安」からあっさり解放される超簡単な方法

2022-01-26 15:30:00 | 日記
下記の記事は東洋経済様のホームページからお借りして紹介します。(コピー)です。

疫病、災害、老後……。これほど便利で豊かな時代なのに、なぜだか未来は不安でいっぱい。そんな中、50歳で早期退職し、コロナ禍で講演収入がほぼゼロとなっても、楽しく我慢なしの「買わない生活」をしているという稲垣えみ子氏。不安の時代の最強のライフスタイルを実践する筆者の徒然日記、連載第33回をお届けします。

本当にあった「ウマい話」
前回、このどん詰まりに見える世の中に、実は人知れず豊かに脈々と繰り広げられている「地下経済」が存在することをご紹介した。
稲垣えみ子氏による連載33回目です。
お金を介さず、ただあげたりもらったりが無限に続くというフシギな経済。元手も不要。必要なのは、ほんのちょっとした「心がけ」。ただそれだけで、暮らしを豊かにするさまざまなモノがエンドレスに舞い込んでくるのだ。
さらには頼れる仲間も雪だるま式に増えていき……いやはやこう改めて書くと、あまりに話がうますぎて詐欺と思われかねない気がしてくる。でももちろん詐欺でもなんでもなく単純に私の実体験である。本当にあったウマイ話なんである。
ならば人生において、これを活用しない手などあるだろうか?
ないでしょう! と私は声を大にして言いたい。
何しろ私、この新たな経済につながったことで、モノや友達を手に入れただけじゃない。現代人の誰もが抱える「老後不安」からあっさり解放されたのだ。
そんな人、右見ても左見てもそうそういませんよ! だってほとんどの人がお金さえ貯めれば老後はなんとかなると思っている。でもお金は使えばなくなるのであります。となれば、いくら貯めても「これで安心」ということにはならない。人生100年時代となればなおさらである。つまりはお金を貯めた人もそうでない人も結局は同じ不安の中にいるのだ。
つまりはですね、お金に頼っている限り、お金の不安からはどこまでいっても逃れられないのである。ズバリ言わせていただければ「お金だけに頼っていること」そのものが不安の正体なんである。
不安から解放されたければ、それをやめるしかない。でも、じゃあどうすりゃいいのかがわからないから皆さん困っているんですよね。かつての私もそうだった。でも私は「地下経済」にアクセスしたことで、その難題の答えを見事に見つけてしまったのである。
お金に頼らなくとも人生に必要なものはそこそこ手に入るのだと知れば無限の貯金などする必要もないし、頼れる仲間もいるとなれば、何があってもまあ何とかなるだろうとデンと構えていられるものなのだ。
これこそ、この不安の時代における最強ポジションと言わずしてなんと言おう。
と、いつものように大風呂敷を広げたところで、いよいよ本題に入る。
この素晴らしい地下経済にアクセスするコツ、サルでもできるその方法である。
もちろん方法は一つじゃないはずで、これはあくまで、幸運にもその世界へのアクセスに成功した個人的体験から導き出した精一杯のノウハウにすぎない。なので完成形とは言い難いけれど、何事も経験者の教えというのはバカにできないもので、この中には経済うんぬんに限らず、誰でもできる、人生を明るくすためのちょっとしたコツのようなものが少なからず含まれているように思う。
なので、気楽に読んで、何か一つでも実際にチャレンジしていただければ心からうれしく思う。
まずは「あげる」ところから
前回まで書いたとおり、私がこの経済に偶然アクセスできた唯一最大のきっかけが「あげる」ということであった。お礼でも挨拶でも誕生日プレゼントでもなく、ただただ誰かに何かを「あげる」。まずはここからスタートすることをオススメするのにはちゃんとした理由がある。
だって「もらう」ところからスタートするとなれば、これはどう考えてもハードルが高い。凡人にはとりあえず何をどうして良いのやらさっぱりわからないし、そしてそれよりも何よりも、そこからスタートするのは危険である。うまくいくものもうまくいかず、人生を救うどころかむしろ逆の結果を生むことにもなりかねない。
だって想像してみてほしい。もし「隙あらばタダで他人から何かをせしめてやろうと虎視眈々と狙っている人」が身近にいたら、その人と付き合いたいだろうか? 私なら用心して盛大に距離をとるね。だってそんな人の近くにいたら、どう考えても際限なく何かを奪われそうだ。「良いこと」なんて起きる気は絶対にしない。
でも、その真逆ならどうか。
「隙あらばタダで他人に何かをあげてやろうと虎視眈々と狙っている人」がいたら、ちょっと面白そうじゃないですかね? 何をあげようとしているかは不明だとしても、そんな人の近くにいたら、なんだかんだと「良いこと」や「面白いこと」が起きそうではないか。
ということで、まずは自分がそういう人になるところから始めることをオススメする。実際に「あげる」ところまで行かずとも、「あげようとしている人」になってみる。それだけであらゆる人に好感を持たれる(かもしれない)のだから、少なくともやってみて損はない。
あげるのは「モノ」に限らない
となると、次に考えるべきは「はて、何をあげるのか」ということであろう。
これも案外難問かもしれない。結婚祝いとか就職祝いとか誕生祝いとかお店の周年祝いとかの記念に、誰かに何かを買ってプレゼントすることなら多くの人が経験したことがあるのでしょうが、これといった理由もなく、しかも自分がすでに持っているものの中から誰かに何かを差し上げるとなると、ハタと考え込んでしまう人が多いのではないだろうか。
何より問題を難しくしているのは、現代はモノ余りの時代ということだ。
ほとんどの人が、いつの間にか増えすぎてごちゃごちゃになったモノたちの整理に頭を痛めている。そんな中、ひょんな拍子に人様からさして欲しくもないものをプレゼントされちゃった日にゃあ、引きつった笑顔でお礼を言うものの内心ではハアと深いため息をつくしかない。
そんな残念な行為を自分もうっかりやりかねないことを考えると、「あげるモノ選び」のハードルは高くなる一方だ。
そこで、私がまずオススメするのは「モノ以外のもの」をあげる、ということである。
ナニ、別に難しいことでも何でもない。
人が人からもらって間違いなくうれしいものは、「ほめことば」と「笑顔」だと私は思う。そしてこれは、単純であるがゆえに、誰でも簡単に人様にプレゼントできるものの一つだ。
もちろん、何のきっかけもなくやみくもに赤の他人を褒めたり笑いかけたりとなれば、よほど社交的な人でなければそう簡単にできることではなかろう。でも大丈夫。どんなシャイ・ガイでも鉄板に実行できる方法があるのです。
狙い目は、お店で何かを買ったときだ。
買った物の値段にかかわらず、そうたとえ100円しか使わなかったとしても、帰り際、店の人はニッコリして「ありがとうございました」と言ってくれるに違いない(考えてみればこれはこれで案外すごいことですね)。
そうこの時である! この時を逃さず、すかさずニッコリ返し。できれば倍返しが望ましい。そして「ありがとうございます」と相手の目を見て感じよく言い返すのである。
言葉のやり取りからモノのやり取りへ発展
これは何を隠そう私が発明したことでありまして、会社を辞めて、誰一人とて知り合いのいない町に小さな部屋を見つけて引っ越してきたとき、孤独のあまり近所に少しでも「知り合い」が欲しくて考えたのが、この作戦だった。
何しろ、何のきっかけもなく見知らぬ人とつながるなんてことはどう考えても難易度が高すぎるわけですが、で、少しでも誰かと温かい会話がしたくてない知恵を絞った結果、そーだよお店の人ならば、決して人付き合いが得意ではない私とて、わずかなお金さえお支払いすれば会話をすることができると気づいたのだ。
会話ったって、急に世間話などするのはハードルが高いけれど、店に入る時「こんにちは」と挨拶し、帰り際に「ありがとう」とニッコリすることくらいは私にもできる。
……まあ要するに、わずかでも人と接触する機会があればワラをも掴む思いで過剰に愛想よく振る舞ったというだけのことなんだが、これがまったく侮れない結果を生んだのだった。
2回目、3回目と店に通ううちに、店に入った瞬間に向こうから「こんにちは」とニッコリしてくれるようになった。となればこちらも負けじとニッコリ挨拶をするわけで、するとさらに先方もどんどん愛想が増してくわけでして、それが訪問のたびにエスカレートしていき、こうなればレジでちょっとした世間話をするようになるのは自然の流れというものである。
となれば、この先に「もののやり取り」が発生するのもまた自然の流れというものなのであった。
つまりはですね、まずは言葉の「あげる」と「もらう」からスタートしまして、それが徐々にエスカレートしたところで、次の段階、すなわちモノの「あげる」と「もらう」に発展させていけば良いのである。というか、ほっといても発展していってしまうのである。
稲垣 えみ子 : フリーランサー