一部、ちょっと嚙み合わないこともあるけれど、妹との会話は、和やかに
続けられる。
が、相変わらず、キャッシュカードの番号は思い出せないらしい。
いつも、自分が出入りしていた自宅の鍵も、どこかに行ったままだ。
この数か月の記憶が、皆目、無いらしい。
「私、どうして、ここ(病院)にいるの~?」
自宅のマンションに帰りたがる妹に、ゴミを撤去してから…と伝える。
妹は、なぜに、すぐに住めないのか…と、不思議そうに訴える。
思い切って、ゴミの山の写真を見せた。
しばらく、無言で写真に見入っていた妹。
「家の玄関に、どうして、こんなにゴミが置いてあるの~?」
小さな写真なのに、我が家の玄関ホールだということは認識しているらしい。
そして、病院生活も長くなり、費用のことも心配しだした。
カードの暗証番号さえ、思い出してくれれば、なんということもないのにね~。
通帳とカードの入ってるポーチを見せると、目を輝かし、
「見つけてくれたの~?」
と。
大事なポーチだと言うことはわかっているらしい。
私のメインバンクと妹のメインバンクは、同じ銀行の同じ支店だ。
結婚以来の取引だから、50数年となる。
妹も、私の紹介で、同じ支店に、口座を開設したのだ。
「当たって砕けろ!」ではないけれど、今回の事情を話せば、少しは力になって
くれるかも…と考えた。
銀行の方は、引き出す金額にもよりますが…と言いつつも、妹の「姉に託す…」
という、意思の確認が電話で喋れれば、録音で済むという。
昨日、病院から、銀行の方の電話口に、妹を出した。
びっくりだ!
「わからない!」を連発していた妹の電話での応対に。
さすが、キャリアウーマン。
長年、営業畑で、勤務してきただけのことはある。
電話での応対は、私なんかより、はるかに、しっかりしている。
年明け早々に、来店する旨の予約を取った。
一歩、前進。 焦らずに、徐々に進んでいこう…。
それにしても、最近、私自身、物忘れがひどくなってきた。
妹のこと、言ってられないな…。
ここからは老婆心ですので…。
アミさんが代理人になるのも良いですが、お若い方にお願いするのも良いかもですよ。これから妹さんはまだまだお元気そうですから、車の運転ができてさっと動ける方に任せておいた方が、次また変更する時に妹さんがどうなっているかわからないですからね。
妹さん、認知症の治療した方が良いのかもしれませんね。今はまだ混乱しておられるのかもしれませんが、少し心配な感じです。お薬も早いうちが良いかも。その状態の感じだと、きちんと納得してしても次の日には、忘れてるかもです。なんでわかってくれないの?と思うとお互いしんどくなるので、大丈夫よ、ちゃんとす?からね!と言ってあげて下さい。
ありすさんの助言は本当に心強いです。💕
先週、入院先の病院の相談員さんとじっくりお話をしました。
身体は丈夫だから、精神的な治療をする病院へ入院するか、認知も可…という「老健」を探すか…。
いろいろ、アドバイス、くださいました。
後見人は、もちろん、息子になってもらいます。
妹より年長の姉では、話になりません。(笑)
ゴミの撤去も、ハウスクリーニングの費用も、めどが立ちました。
来年は、もっと、進むことと思います。
本当に、いつもありがとう♬ 感謝してます。