さつまいも農カフェきらら

「マツコの知らない世界」では語りきれなかったさつまいもの世界🍠新潟県小千谷市にある店の裏話、日常、おいしいものなど。

ふきのとう

2015-04-10 09:43:47 | 新潟良いとこ一度はおいで♪
子供たちの机を整理していて

2年生の時の教科書を見つけました。

これ
次男くんがよく音読してくれたなあ・・・

子供の音読を聞く宿題ってすごく好きでした

セリフの部分を心をこめて読んでいる子供に親ばかですが、「可愛いヤツめ!!」と思ってたっけ

一番好きだった
「ふきのとう」

ちょっと長いですが、お暇な時読んでみてください^^



「ふきのとう」  くどうなおこ
    
夜があけました。

朝の光をあびて たけやぶのたけのはっぱが

「さむかったね うん、さむかったね」とささやいてます。

雪がまだ少し残って あたりはしんとしています。

どこかがでちいさな声がしました。

「よいしょ よいしょ おもたいな」

たけやぶのそばのふきのとうです。

雪のしたにすこしあたまをだして 雪をどけようとふんばっています。

「よいしょ よいしょ そとがみたいな」

ごめんね、と雪がいいました。

「わたしもはやくとけて水になり とおくへいってあそびたいけど」

とうえをみあげます。

「でも竹やぶのかげになってひがあたらない」
とざんねんそうです。


すまない、と竹やぶがいいました。

「わたしたちもはやくゆれておどりたい ゆれておどれば雪に日があたる でもはるかぜがまだこない はるかぜがこないとおどれない」
とざんねんそうです。


そらのうえでおひさまがわらいました。

「おや はるかぜがねぼうしているな 竹やぶも雪もふきのとうもみんなこまっているな」

そこで南をむいていいました。
「おーい はるかぜおきなさい」
     
おひさまにおこされてはるかぜは おおきなあくび
それからせのびしていいました。

「や、おひさま や、みんな、おまちどう」
はるかぜはむねいっぱいいきをすい ふうっといきをはきました。
     
はるかぜにふかれて 竹やぶがゆれる、ゆれる、おどる。

雪がとけるとける 水になる。

ふきのとうがふんばる せがのびる。
   
ふかれて ゆれて とけて ふんばって もっこり

ふきのとうがかおをだしました。

「こんにちは」
もうすっかりはるです。





心にしみわたる詩だなあと思いました

まだ溶けない雪が
「ごめんね」
っていう気持ち
それを遮ってる竹やぶが
「すまない」
っていう気持ち


誰も悪くないのに・・・
春は必ず来るのに・・・

優しい気持ちが春風を招く様子

日本にも必ず春が来るように
どんな悲しいことがあっても
どんな苦しい時期があっても

きっと
乗り越えられる

「ごめんね」が「ありがとう」になる日もくるんだよね


ふきのとうが
「よいしょ よいしょ」と
言うように

「よいしょ よいしょ」と
踏ん張ろう


義父母が今朝
たくさんのふきのとうとあさつきを採ってきてくれました
明日のツアーのみなさんにお渡しできます!!!!

小千谷の春もすぐそこです

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