RIZING スタッフBLOG

PA現場日記、機材紹介、通販速報!
音響屋目線ブログ。

hill top music festival

2007年08月30日 | 現場
おはようございます!
8月最後の日曜日、26日に行われました、
大分市にあるイベントホールAT HALLさん主催の野外フェス、PAスタッフとしてお手伝いしてきました。
会場は、九石ドーム横の芝生の広場です。

メインはDYNACORDのXa-2のBE:2/2システム

モニター、転がしはZX5、サイドフィルとドラムモニはSX300

アンプ群。
メインはもちろんXa-2専用アンプのXa4000が2台、ボーカルフットとサイドフィル用にEV/P2000を4Ω駆動、と、残りの転がしとドラムモニをカーバーのPMとアムクロンのXLSで鳴らしてます。
さすがにP2000、EVの上位機種だけあって押し出しの良い、いい音をSX300より出力してます。(ちょっと電気食いの機材ですが・・・)
おかげで、リハは超スムーズ!ちょっとのレベル調整のみ、ほぼ1発okをバンドさんから頂きました!やっぱ、サイドフィルは大事なんです。

今回、モニターはすべてハウス卓送りです。
普段、スタジオで練習してるような環境、バランスをイメージしながら、モニターの音作りは行います。バンドもののときは、モニターグラフィックも音のピークはカットしません。ピークの倍音あたりはハウリにつながるので綺麗に切りますが、基本的には、ハウスの音の回りこみ(主にロー)のみ、やっつける感じです。
これは、弊社RIZINGのやり方で、土屋にもいつも、言ってます。
PA屋はやたら、ピーク音を取りたがる傾向が・・・丸い音好み。。。
でも、ミュージシャンはこのピークとか音のザラツキが好きな人が多いような気がします。実際、野外以外でも、SM57にウィンドウスクリーンのマイクの使用者が未だ多いのは、そんなことからではないでしょうか・・・?
野外の場合は、風による「フカレ」(風の音です)の問題はあるので、58より57WSを使うエンジニアも良く見かけますね。58にウィンドウスクリーンをかぶせると、見た目めちゃめちゃ悪いので、これは正論だと思います。あと、静電気体質のボーカルさんは、57WSを好みますね~、音質の問題は抜きに・・・。

でもPA屋的には、絶対イヤですよね、ボーカルをSM57でなんて・・・ハウリングマージンを稼げないからモニターは苦戦しそうだし、振動(SM57)に弱いから、ハウス側もローエンドを思うように鳴らせない・・・絶対いやです。
弊社RIZINGは、PA屋と楽器屋の混血です。
「ミュージシャンはモニターに対してはピーク音好み!」
ミュージシャンの生の声を日々聞くことができますので、このことはある程度、確信しております。

話を今回のライブに戻しまして、

キックは、ATM-25

タムは、ロー・ハイともにEVのND/468、ハットは最近マイブームのゼンハイの441、スネアは試験的にB57Aです。
ドラムのすぐ後ろには、ブロック塀があります。めっちゃ、響いてます。ですので、超単一のマイクである程度、固めてます。

フロアはMD421をM位置で!フロアらしさを取るためにローカットなしでのセッティング。
写真はありませんが、オーバーヘッドはベリのC-2(これで上等!)です。
で、本番です。が・・・、

やっぱり、写真少な目です。
忘れてました!

Xa-2の専用アンプ:Xa4000は1台で片側分をドライブします。ロー・ハイのバランスはアンプのアッテで調整。チャンデバ/プロセッサー的ものはこのアンプに内蔵されてますので、調整はアンプのアッテのみ!かんたんです。今回は、野外でかなりの音量がいるかな?と思いましたが、アンプのアッテもまだ余裕の範囲内でした。このレベルで外音は十分鳴ってます。卓は規定より若干上のレベルでミキシングしてます。でも、まだまだ、クリップが見えない!まだまだ行けそうですね!

Xa-2、こいつは鳴りまっせ!!
パンチの効いた、ロック向きのシステムです。

パンチの効いたサウンドが好きな方は、ぜひ、RIZINGへPAの発注を・・・
秋のイベント、クリスマスイベント、まだ間に合いますよ~

今週末はPAは休みです。
この次の現場はいよいよ「TRACKS」(弊社主催イベント)
「TRACKS」も、こいつ(DYNACORDのXa-2)を使います!
バンド以外のPA好きな方も、どうぞご来場ください!
お待ちしております。
では。
では。