RIZING スタッフBLOG

PA現場日記、機材紹介、通販速報!
音響屋目線ブログ。

Zx5 vs Zx4

2007年01月14日 | 機材
今回は以前より問い合わせの多い、EVのスピーカーZx5とZx4をちょっと特集してみますね!


質問に多いのはズバリ「違い」です。
たまたま、うちの備品がございますのでちょっと分解して見ました!
僕も以前よりZx5の2インチドライバが気になってました・・・
導入から2年くらい経ちます。今頃?って感じですが・・・

とりあえず、Zx5のコネクターパネルを外して見ました。

ウーハーが見えてきましたが、やはり、この穴からはドライバーは確認できません。


長めの工具ドライバーを持ち出して、ちょっと、大仕事になりそうな予感・・・ですが、
割と、スパッと、解体です!

こいつが、Zx4内部
ドライバはもう外しちゃってますね、この写真。


磁力でデジカメがやられそうなんで、遠めからズームしてます。
見づらくて、すんません。。。
続いて、Zx5の内部


続いて、Zx4のウーハーユニット(EVS15-SF)です。


さらに、さらにZx5のウーハー:DVX3150

もうちょっとアップで!

このユニットの売りの強制空冷の仕掛けのメッシュでしょうか!

で、これが、一番の売り!
このクラス(樹脂製スピーカー)では、珍しい装備。
2インチドライバのND2でっす!


さらにばらして、フラム


そして、Zx5とZx4のフラムの比較!


Zx5・・・定価147,000円
Zx4・・・定価105,000円

価格にも違いがありますが、Zx5の方がやはり上手!
スペックもZx5の方が、ハイスペックですが、
なんといっても2インチドライバが魅力です。

音楽ものでの使用では、人間の声、アコースティック楽器の繊細さが、実に表現されます。
その点、サウンド的にZx4はちょっと荒めでしょうか。
ただ、定番中の定番、SX300に比べると、やはり余裕があります。
バンドもののサイドフィルやドラムのモニターに、SX300を使うことってかなりあると思います。
でもバンドものですので、ライブ中は徐々に徐々に、段々、段々・・・音量は上がってきます。
ミュージシャンも耳が慣れてきますので、気持ちよくプレイするには、やはり、PAに音量を求めてくるのは、しょうがないことです。
それに応えて、GOOD SOUNDを提供するのが、我々PA屋の仕事ですから・・・

こんな時に、こいつが役立つのです、Zx4
1インチドライバですので、艶やかな滑らかな高域は求められませんが、荒さが逆にモニターには、良いのです!
ウーハーも15インチ。低音も良くなり再生レンジは広がります。
スタンド式のスピーカーで、ここまで仕事をしてくれれば、上等です。

価格が違うので、一概に「違い」を比較するのは、難しいのですが、どちらともマルチに使えます!あと、大事なのは、ユーザーの好みと現場に合わせての使い分けではないでしょうか。

あと、Zx5は、指向角度が60度と90度の2種類発売してます。
うちのZx5は、指向角度60度タイプです。
狭すぎですdown_slow
これも、使い方と思いますが、マルチに使うなら90度タイプをお勧めします。
あと、新しいうちはZx5/Zx4両者共に、あまり鳴りません。
購入後1年くらいでガラッと音は変わりました!
やはり、エージングでしょうか!
個人的な意見・感想ですが、参考になれば参考にしてください。
では、また、レポートいたします。





最新の画像もっと見る

コメントを投稿