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井筒屋黒崎店 閉店せず営業継続

2019-02-27 21:59:38 | 九州の流通業界(商業・サービス)

>>>井筒屋黒崎店 閉店せず営業継続-1~3階に売り場縮小 
                  出典:西日本新聞電子版

 中堅百貨店の井筒屋(北九州市)   https://www.izutsuya.co.jp/    は,ことし5月末での閉店を明らかにしていた黒崎店について,再検討の結果,収益の改善が見込めるとして規模は縮小するものの引き続き営業すると発表した。井筒屋は,黒崎店の閉店を発表した後,地元の利用者や団体,それに北九州市からの営業継続の要望を受けて,店舗が入るビルの運営会社と協議するなどして再検討した結果,収益の改善が見込めるとして,ビルの運営会社との間で営業を継続することで,今月25日,基本合意に達した。

 ことし5月末での閉店を発表していた北九州市八幡西区のJR黒崎駅前にある井筒屋黒崎店について,閉店を撤回し,7月末までこれまで通り1階から7階までのフロアで営業を続ける。8月からは,売り場を1階から3階までのフロアに縮小する。1階の食品フロアは当面これまで通り営業し,2階と3階のテナント構成の詳細については,今後,詰める。

 井筒屋によると,ことし夏までに定年退職する従業員などを除く約1200人については,JR小倉駅前「コレット」の閉店や黒崎店の規模縮小に伴う人員の削減はせずに,小倉店への集約などで雇用を確保する。

 なお,井筒屋では,地域に根ざした百貨店を目指してことし3月から9月中旬までにおよそ30億円かけて小倉店の本館と新館を改装する。この改装に伴い,小倉店の本館と新館には,新たに16のブランドが入るほか,閉店するコレットから29のブランドが移るということです。


 ⇒⇒ 新生・井筒屋の誕生~井筒屋本店本・新館全面リニューアル~  http://corp.izutsuya.co.jp/assets/2019/02/190225_ir.pdf

  
 井筒屋本店を,地域オンリーワン百貨店として,百貨店ならではの上質な品揃えとサービスを追求する館としてリニューアルいたします。3月6日(水)を皮切りに9月中旬にかけて順次オープンして参ります。



 ▼・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 関連記事(バックナンバー) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

>>>井筒屋・小倉駅前「コレット」撤退-北九州市,都心の商業力低下は避けられず


 中堅百貨店の井筒屋は,北九州市のJR小倉駅前の商業施設「コレット」(地下1階~地上6階、売り場面積は約3万平方メートル)を2019年2月末,JR黒崎駅前の井筒屋黒崎店(北九州市)を2019年5月末にそれぞれ閉店すると発表した。あわせて山口井筒屋宇部店(山口県宇部市)も、2018年12月で閉店する。


 コレット井筒屋は,2年連続の赤字決算から,セントシティ北九州の大部分を所有,運営する北九州都心開発(北九州市)と家賃の減額交渉を進めてきたが,決裂した。「コレット」撤退で,小倉都心部の求心力の低下は必至である。

 コレットは商業ビル、セントシティ北九州(地下3階~地上14階)の核テナントとして2008年に撤退した小倉伊勢丹(北九州市)の全株式を井筒屋が取得し、店舗名を変え引き継いだ。だが,JR小倉駅ビルに入るJR系のアミュプラザ小倉など周辺の商業施設との競合や、福岡市への買い物客の流出で,苦戦。コレットの18年2月期の売上高は約103億円,純損益は2300万円と,2年連続の赤字に陥った。

 井筒屋黒崎店は1959年に八幡店として開業,2001年に現在のJR黒崎駅前に移転している。

 ▼井筒屋 
 告知
⇒⇒ 当社および当社子会社の店舗営業終了および特別損失の計上ならびに 業績予想の修正について  ⇒ http://corp.izutsuya.co.jp/assets/2018/07/180731_kaiji.pdf

当社は、本日開催の取締役会において、当社営業店舗である黒崎店を平成31年5月31日(金)にて、当社連結子会社である株式会社コレット井筒屋(店名コレット)を平成31年2月28日(木)、株式会社山口井筒屋宇部店を平成30年12月31日(月)にて営業終了することを決議いたしました。これに伴う特別損失の計上ならびに業績予想の修正について、
下記の通りお知らせいたします。


○ 営業を終了する店舗の概要について
  ※閉店予定日順、社員数は平成30年7月1日時点

・株式会社山口井筒屋  宇部店(平成30年12月31日閉店予定)
①所 在 地: 山口県宇部市常盤町1-6-30
②開 店 日:昭和44年(1969年)12月  
③売場面積:8,053㎡(地下1階・地上4階  5層構造)
④社 員 数:正社員16人、契約社員38人、計54人
⑤売 上 高:平成30年2月期 28億円(前期比95.4%)
ピーク 平成7年2月期 72億円
⑥沿  革:昭和52年(1977年)全館建て替えオープン
平成18年(2006年)食品2フロア体制改装

・株式会社コレット井筒屋(店名コレット)(平成31年2月28日閉店予定)
①所 在 地: 福岡県北九州市小倉北区京町3-1-1
②開 店 日:平成20年(2008年)4月
③売場面積:30,000㎡(地下1階・地上6階  7層構造)
④社 員 数:正社員42人、契約社員71人、計113人
⑤売 上 高:平成30年2月期 103億円(前期比97.9%)
ピーク 平成21年2月期 135億円
⑥沿  革:平成21年(2009年)3月 ロフト・無印良品オープン、
5月 ZARA オープン
平成22年(2010年)9月 ココガールズ オープン

・株式会社井筒屋  黒崎店(平成31年5月31日閉店予定)
①所 在 地:福岡県 北九州市八幡西区黒崎1-1-1
②開 店 日:昭和34年(1959年)11月
③売場面積:26,967㎡(地上7階  7層構造)
④社 員 数:正社員61人、契約社員124人、計185人
⑤売 上 高:平成30年2月期 129億円(前期比95.5%)
ピーク 平成16年2月期 226億円
⑥沿  革:平成13年(2001年)10 月 メイト黒崎内に移設オープン
平成19年(2007年)食品フロア改装

    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


◆株式会社井筒屋
 株式会社井筒屋は、福岡県北九州市を地盤とする百貨店である。日本百貨店協会加盟。九州地方に本社を置く百貨店としては唯一東証第1部に上場しており、北九州市において、百貨店事業を展開する唯一の事業者である。
 井筒屋は北九州市内でコレットのほか小倉本店(小倉北区)、黒崎店(八幡西区)を展開、山口県でも百貨店2店舗を運営している。グループの18年2月期の売上高は783億円で9年連続の減収だった。

 

     ▼アーカイブス 関連記事
 
⇒⇒ 井筒屋 「アネックス1」を閉店へ,55年の歴史に幕 2015-02-09 05:53:47  ⇒ https://blog.goo.ne.jp/rk_kobayashi/e/4b8d0d7f3f4c065f8973b9af4f6b38f2



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