>>>佐賀駅周辺を再開発へ スーパーや飲食店,駅前広場…
佐賀市は,昨年3月に閉店したスーパー西友佐賀店の駐車場を市が賃借・購入し,再開発する。この駐車場はJR佐賀駅南口にあり,駅周辺の大規模開発は1976年の駅移転以降,半世紀ぶりである。
駅周辺の再開発は3段階で行われる。第1段階では市が7月から2022年4月まで,JA佐賀市中央から旧西友駐車場(約1万平方メートル)を約2億6千万円で賃借し,この間,駐車場を運営。隣接する西友跡地に,大和ハウス工業(大阪市)が20年5月に商業施設を開業する予定。1階にはJAグループがスーパーや飲食店を出店することが内定している。
第2段階は20~22年度に駅北口と南口の広場を整備する。現在のタクシー乗り場や駐車場がなくなる代わりに,南口はにぎわい創出の場に,北口は憩いの場とする考え。北口では県総合運動場を結ぶ市道三溝線(約900メートル)を片側2車線から1車線にし,自転車レーンを新設する予定。
第3段階は旧西友駐車場の開発である。市は市場調査を行い,調査を基に,20年度,JA佐賀市中央と共同で開発する民間業者を公募。市が22年度に駐車場の約3600ヘクタールを6億1千万円で購入した後,民間業者が開発に着手し,計画では23年度ごろには施設が建つ。
佐賀市は,訪日外国人客(インバウンド)が増加していることなどから「もてなす施設やお金が落ちる仕組みを作りたい。駅前の再開発は50年間てつかづであり,この機は逃せない」としている。
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