Yacht BrisaⅡ 日記

北海道の田舎暮らしで家庭菜園とヨット「BrisaⅡ(Catalina28 Mk2)」を楽しむ爺のぐうたら日記

食品原料由来の殺虫殺菌剤②

2024年07月22日 | 畑のはなし

注文していた「日清MCTオイル(カプリン酸グリセリル)」と「ヒマワリ液体レスチン(乳化剤)」が届きました。

早速、アース製薬(株)が販売して居る「殺虫殺菌剤/ロハピ」を真似た殺虫殺菌剤を作って見ました。

前のブログに書いたとおり、主成分は「水」で、僅かに「カプリン酸グリセリル」で水に混ぜるために「レスチン」を使います。

先ずは、水を1000㎖用意し、空のペットボトルに1/3位を移します。

ここに「日清MCTオイル」を0.5㎖、シリンジで計りながら入れます。

この段階では、水と油なので混ざり合いません。

此れを混ぜ合わせるのに「ヒマワリ液体レスチン」を一滴程度入れます。

そしてペットボトルにキャップをしてよく振ると乳化して白っぽい液体に変わります。

これで原液が完成しました。

最初に用意した水をペットボトルに移して、「殺虫殺菌剤(1000㎖)」の完成です。

使用は噴霧容器に移して、植物の葉の表裏に噴霧して用います。

実際の殺虫能力を知るために、予め捕獲していた「青虫」に噴霧してみます。

噴霧後、少し動き回っていましたが20分くらいで動きが止まりました。

一般の殺虫剤の様に即効性はありませんが、「薬事・食品衛生審議会食品衛生分科会農薬・動物用医薬品部会」の報告にあるように「害虫の気門を封鎖する作用に加え、うどんこ病の分生子の収縮、発芽阻止や菌糸の伸張抑制又は細胞膜の破壊により、殺虫殺菌効果を示すと考えられている。国内では、食品添加物であるグリセリン脂肪酸エステルの一つとして使用されるが、使用基準は設定されていない。」

つまり、「殺虫殺菌剤」としての効果があるとしていますが、他の農薬のように使用制限はないので収穫直前まで安心して使用できます。

アース製薬(株)では「食品原料でも効果が速く強い」と表示されていますが、私の感触では即効性ではありませんし、雨や散水などで容易に流れてしまうので使い方に工夫が必要です。

防除には「やさお酢」擬きの「防虫・駆除酢」を使い、殺虫殺菌剤として「カプリン酸グリセリル(ロハピ擬き)」を使うと良いと考えています。

自分で作ると前回述べたとおりとても安価に作れ、惜しげなく使用する事が出来、散布の際も防護は必要ないでしょう。

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