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昨晩、いちばん深い眠りに落ちた頃


ひとしきり携帯が鳴り響いて切れた。


時刻は23時50分。


着信履歴を見ると会社の部下Ｓからの電話。


一体何事？？


絶対に良いことではないのはもはや明白。

何？会社が火事？

寝起きなのも相まって小心者の自分は超心臓バクバクなのであった。


お茶を一杯飲んで、トイレに行って、少しだけ気持ちを落ち着けてから
こちらから掛けなおすと


『会社のすべての冷蔵庫が止まってしまいました！！』

『あちこち見て回ったのですがどうしてよいか判らずに電話してしまいました、スミマセン！』

聞けば既にブレーカーは上げ下げしてみたとの事なので、
自分が出来るのもせいぜいそんあところなのでこれはどうすれば良いのだ？？


とりあえず行かなくちゃ話にはならないがすでに会社までたどり着ける電車も無いし、
クルマで行こうにもこっちはアルコールが入ってしまってるのだ。。



そして30分後


工具箱にサーキットテスターと工具類、懐中電灯を詰め込んでタクシーに手を挙げたのであった。。。


３相２００Ｖだからな～

あまり触りたくないよな～

４台ある冷蔵庫すべて動かないってことはブレーカーの可能性高いよな？

でもブレーカーの一次側だったらもはやお手上げだな。。

車中で色々考えるインチキ技術者なのであった。




３０分後現場到着


まずはブレーカーを一応チェックしなくては


下から見上げる位置にあるそのブレーカー。あれ？

踏み台を持ってきて水平に見てみると
スイッチが少し落ちている。

改めてガッチャンコとしてみたら

おおーーーーー！冷蔵庫の操作盤に火が灯ったではないか！！


ご家庭の小さなブレーカーと違って結構な力で押し上げないと
ちゃんと入らないんだよね、この手のブレーカーって。


とりあえずの復旧は出来たのだがどこかに不具合があって（漏電とか？）
落ちたのだろうからあとはプロに頼もう。。


そんな３相２００Ｖ１００Ａのブレーカ。



たった１５時間の間に扇風機⇒ファンヒータ―⇒加湿器と来て最後はこれだもんな～