6月14日に東京電力社長が福島県知事を訪問し、「これ以上福島第二原発廃炉の意思決定を長引かせたら復興の足かせになる」と、唐突で歯切れの悪い尤もらしい主旨を述べ、「廃炉にする」意向を伝えたとのニュースが流された。
夜9時のNHKのニュースウォッチ9は事実を報道しただけであったが、ABCテレビの夜10時の報道ステーションは、「遅きに失した、今なぜ?」と踏み込んで、新潟県知事選での自民党支持候補の勝利に伴う、柏崎原発の再開可能性を見越した廃炉ではないかとの解説者の見立てであった。しかし再開時期も未定なのに、これでは廃炉決定のタイミングが早すぎる。
一方東電がこれまで地震と津波で壊れて停止している福島第二原発を廃炉にできなかった最大原因は、安倍内閣が原発継続を掲げて来たためであり、とても東電の独断での廃炉の決定はでないと思われるだけに、何か今回の決定は理由が不明確で唐突な感じが否めない。
近年小泉元首相は震災事故以後は原発廃止論に傾き、各地の講演でも廃止を唱えている。そのような中、安倍首相は各種世論調査で森友・加計問題で不支持率が支持率を上回っている状態が続いている。そこで支持率挽回策のひとつとして、小泉元首相のアドバイスを受け、内閣として福島第二原発廃炉を容認した可能性が在りはしないだろうか。
内閣としてはこれまでの方針に反する廃炉は公言できないので、内々に経産省から東電を促し、それを東電が忖度して廃炉の意思決定をしたのではとの見立てがあり得る。東電も内閣も唐突な廃炉理由を説明しない以上、このような下笥の勘ぐりをせざるを得ない。
また安倍首相はトランプ大統領の威を借りて、拉致問題解決に「日朝首脳会談」を突然言い始めている。これも支持率回復に繋げたいのであろう。全くぬけ目のない安倍首相である。
世論調査では不支持理由の一番に、『人柄=人間性が信用できない』との調査結果がでているにも拘わらず、それでも安倍首相は、首相として憲法改正への執念に取り憑かれた姿を晒し続けている。
「護憲+BBS」「マスコミ報道を批評する」より
厚顔
夜9時のNHKのニュースウォッチ9は事実を報道しただけであったが、ABCテレビの夜10時の報道ステーションは、「遅きに失した、今なぜ?」と踏み込んで、新潟県知事選での自民党支持候補の勝利に伴う、柏崎原発の再開可能性を見越した廃炉ではないかとの解説者の見立てであった。しかし再開時期も未定なのに、これでは廃炉決定のタイミングが早すぎる。
一方東電がこれまで地震と津波で壊れて停止している福島第二原発を廃炉にできなかった最大原因は、安倍内閣が原発継続を掲げて来たためであり、とても東電の独断での廃炉の決定はでないと思われるだけに、何か今回の決定は理由が不明確で唐突な感じが否めない。
近年小泉元首相は震災事故以後は原発廃止論に傾き、各地の講演でも廃止を唱えている。そのような中、安倍首相は各種世論調査で森友・加計問題で不支持率が支持率を上回っている状態が続いている。そこで支持率挽回策のひとつとして、小泉元首相のアドバイスを受け、内閣として福島第二原発廃炉を容認した可能性が在りはしないだろうか。
内閣としてはこれまでの方針に反する廃炉は公言できないので、内々に経産省から東電を促し、それを東電が忖度して廃炉の意思決定をしたのではとの見立てがあり得る。東電も内閣も唐突な廃炉理由を説明しない以上、このような下笥の勘ぐりをせざるを得ない。
また安倍首相はトランプ大統領の威を借りて、拉致問題解決に「日朝首脳会談」を突然言い始めている。これも支持率回復に繋げたいのであろう。全くぬけ目のない安倍首相である。
世論調査では不支持理由の一番に、『人柄=人間性が信用できない』との調査結果がでているにも拘わらず、それでも安倍首相は、首相として憲法改正への執念に取り憑かれた姿を晒し続けている。
「護憲+BBS」「マスコミ報道を批評する」より
厚顔
