大輪の花の様な”映画人生”といえば岩波ホ-ルの『高野悦子』さんを
思い起こす人も多い事だろう。
今年の2月に他界-----惜しい方達は皆あの世に旅立ってしまう。
当たり前の事とはいえ、やるせない気持ちに---------。
過日、帝国ホテルでの”お別れ会”は盛大なものであった。
高野悦子女史は”パリの映画大学イディク監督科”で修行。
筋金入りの映画人。そして、女史は世界の埋もれた名画を発掘上映する
「エキプ・ド・シネマ(映画の仲間)」運動をスタ-トさせる。
女史の作品選びは芸術性や感度の高さだけではなく、それを越える
思想を持って追求していった。
女史が社会に発信したメッイセ-ジは”黄金のような価値”だと思う。